みのはくDiary(2023年度)

更新日:2024年12月24日

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箕輪東小学校で出前授業を行いました

2024(令和6)年3月4日(月曜日) 晴れ

 博物館では、社会科授業「ちょっと昔のくらし」の出前授業を行っています。この授業は電気やガスがまだ一般家庭で使用されていなかった頃の暮らしを紹介するもので、博物館にある収蔵品を実際に使う体験授業です。以前は博物館に来ていただいて、民俗の部屋で授業を行っていましたが、今年度は博物館が改修中で休館しているため、小学校に出向いて授業を行っています。今回は、箕輪東小学校3学年21名の皆さんと一緒に授業を行いました。

屋内の教室で前方に大きなボードを持った職員が立ち、床に座った児童たちが見ている出前授業の様子の写真

昔の家と今の家、どこが違うのかな?

緑色の服を着た女性職員と背負子を背負った男児の写真

背負子(しょいこ)を背負ってみました。「ランドセルより重い~」

白色のジャンパーを着た女性職員と他の児童が見ているなか、子供用のマントを着た男児が一緒に立っている2名の男児を笑顔で見ている写真

子供用のマントを着てみました。「思っていたより暖かかった!」似合っていますよ♪

緑色の服を着た女性職員と藁製の雪靴を履いた男子児童が向かいあって立ち、女性職員に感想を伝えている様子の写真

わらで作った雪靴を履いてみました。「チクチクするけど、軽い」

電気が消された室内で、照明が灯された行燈の明かりを近くで覗いている児童たちの写真

最後に行燈(あんどん)の灯りを体感。「わぁ~、暗い」とみなさん大興奮です。

白色のジャンパーを着た女性職員の前に4名の女子児童が立ち、左端の女子児童が背負子を背負ってピースサインをしている写真

授業の最後に少しだけ自由時間を設け、各々興味のあるものを体験しました。

 昔の道具は、今より不便に感じるかもしれませんが、今あるものを大切に使ったエコな暮らしでした。また、家族や近所で助け合って暮らしていたことなどを説明すると、うなづきながら聞いてくれた子もいました。これから環境にやさしい世の中を目指していく上で、何かの参考になってくれたら嬉しいです。箕輪東小学校3学年のみなさん、ありがとうございました。

「箕輪の冬って何がある?」開催中です!

2024(令和6)年2月14日(水曜日) 晴れ

 博物館は現在リニューアル工事のため休館中ですが、地域の皆さんに少しでも箕輪の文化に触れていただきたいと、博物館in文化センター展「箕輪の冬って何がある?」を開催しています。会場は町文化センター 展示ホールです。今回は箕輪の冬に焦点を当てて、ちょっと昔の箕輪の冬景色や、伝統行事などを写真や民俗資料とともに紹介しています。また、郷土史家であった小川守人さんの手記「箕輪の磊々」の中からも箕輪の冬にまつわるお話をピックアップして紹介しています。入場は無料です!!

「箕輪の冬って何がある?」と書かれた紙が貼られた展示ホールの壁に写真などが貼られ、ショーケースが設置されている写真

写真や民俗資料を約40点展示しています。

ショーケース内に展示されているすごろくや羽子板、百人一首などの昔の遊び道具の写真

昔の冬の遊びといえば、すごろくや羽子板。百人一首もあります!

壁に「3今に伝わる冬の伝統行事」と書かれたスペースに資料や写真が貼られ、手前の台の上に行燈や火鉢、丸型の電気ストーブが並んでいる写真

寒い冬に暖をとった火鉢や、昭和30年代に使用された丸形の電気ストーブもあります。

資料が貼られた壁の下に、背負子や洗濯板などの生活道具が展示されている写真

小川さんの手記からは、昔の生活を垣間見ることができます。

壁に資料や写真、着物が展示され、ショーケースや生活道具などが並んだ中央に、チェック柄の布団が敷かれたこたつが設置されている写真

こたつも再現しています トランプを用意していますので、ちょっと恋占いでも

 最後に今後の博物館活動の参考にするため、アンケートにご協力をいただけると幸いです。
 会期は3月3日(日曜日)まで、午前9時~午後8時の間にご来場ください。土曜日、日曜日もご覧いただけますが、2月23日(金曜日/祝日)は文化センターが休館になりますのでご入場できません。ご注意ください。よろしくお願いいたします。
 皆様のお越しをお待ちしています!!

「こども冬まつり」を開催しました!

2023(令和5)年12月16日(土曜日) くもり時々雨

寒くなってきました。外で遊ぶことが減るこの時期に、子供たちに楽しんでもらいたい!という思いで始まった冬まつりが今年も開催されました。このイベントは公民館、図書館、博物館が合同で開催していて、各館が趣向をこらしたブースを設置しています。今年は8ブースが設置されました。博物館は「紙ふうせんをつくってあそぼう」と題し、紙ふうせんを折ったり、紙ふうせんで遊んだりしました。当日はあいにくの天気にも関わらず、15名の方が参加してくださいました。

カラフルな色で様々な大きさの紙ふうせんが畳敷きの床に置かれている写真

色んな紙ふうせんで部屋がいっぱいになりました。

長机の上に置かれた紙ふうせんの折り方を見ながら折り紙を折っている、ピンク色の服を着た女の子の写真

説明を見ながら、紙ふうせんを折っています。折れるかな?

畳敷きの床に置かれた沢山の紙ふうせんの間を器用に歩いている女の子と、上着を脱ぎながら見ている小さな女の子と母親の写真

紙ふうせんがいっぱいで楽しいね。楽しくてずっと遊んでくれた子供たちもいましたよ。

畳敷きの床に置かれた3つのカゴに向かって、2名の子供と母親が紙ふうせんをうちわで扇いで入れようと競争している様子の写真

うちわで紙ふうせんを仰いでかごにいれます。親子で競争だぁ~。どっちも頑張れ!!

 今回は小さなお子さんや親子連れの方が来てくださり、みんなで楽しく遊んでくれました。おうちでも皆さんで遊んでみてください。テレビゲームや動画を見ているだけでは感じられない楽しさが感じられると思います。参加してくださった皆さん、お手伝いをしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

「もみじで草木染め」を開催しました!

2023(令和5)年11月18日(土曜日) くもり時々雪

 近年、箕輪は「もみじ湖」のもみじが有名になり、毎年多くの方にお越しいただいています。そこで、もみじ湖のもみじで草木染めをしてみようと、辰野町の林節子さんを講師に迎え、「もみじで草木染め」講座を開催しました。当日は震え上がるほどの寒さで、あいにくの天気でしたが、事前に予約をされた16名の方が参加されました。

大きな鍋の中に赤色のもみじから抽出して染まったお湯の中に、割り箸と一緒に縛った布が入っている写真

 今回はハンカチを染めました。もみじから抽出した液は素敵な赤色で、これに各自で輪ゴムを使って縛ったり、割り箸で挟んだりしたハンカチを入れて煮出します。
どんな模様になるのか楽しみです。

机の上に斜めのラインや水玉模様のもみじ色に染まったハンカチが参加者の前に置かれている写真
大小の水玉模様や、斜めのラインのハンカチなど個性豊かなピンク色に染められたハンカチが机の上に置かれている写真

 世界に一つしかない自分だけの模様が出来上がりました。素敵ですね。もみじはこんな可愛らしいピンク色に染まるんですね。

講師の林さんと女性スタッフを中央に、完成したハンカチを広げた草木染めに参加した15名の参加者が並んでいる記念写真

 最後にみんなで記念写真を撮りました。皆さんの本当に素敵なハンカチができました。

今回はお子さんからご年配の方まで、幅広い年代の方が参加してくださいました。どの方も楽しみながら取り組んでくださって、私たちも嬉しかったです。箕輪を代表するもみじは、目で見ても大変美しいですが、こうやって染め物にするとまた違った楽しみがありますね。もっと多くの皆さんにもみじの染色を体験してほしいと思いました。林先生にも準備段階から大変お世話になりました。林節子先生、お手伝いをしていただいた山内悦子さん、参加された皆さん、本当にありがとうございました。

長野県立歴史館の「信州学出前講座in箕輪」を開催しました!

2023(令和5)年10月14日(土曜日) くもり

 毎年恒例になりつつある、長野県立歴史館の「信州学出前講座in箕輪」を開催しました。この講座は、長野県立歴史館の職員の方が、信濃の歴史を最新の研究成果をもとにわかりやすく解説してくださる講座で、今回は34名の方が参加されました。

前方に設置されたスクリーンに資料が映し出され、左前に座っている櫻井氏の話を席に座った参加者が聞いている後ろ姿の写真

 初めの講座は、考古資料課長の櫻井秀雄氏による「古墳時代の祭祀・信仰」です。古墳時代の祭祀とはどんなものなのか、具体的にどんな遺跡があるのかなどの説明がありました。古墳時代の祭祀遺跡は石製模造品が見つかるのが特徴の一つで、峠の祭祀遺跡からは石剣が多く出土しているといった話がありました。これは、峠の神には剣が有効的だと考えられていたためで、伊吹山(滋賀県・岐阜県)では剣を忘れた日本武尊が負けてしまったという神話が残っています。剣の威力は偉大ですね。

資料が映し出された前方のスクリーンの左側に立っている小野氏の話を、席に座った参加者が聞いている後ろ姿の写真

 続いての講演は、総合情報課長の小野和英氏による「伊能忠敬と信州」です。まずは基本的な絵図の説明、そして伊能忠敬についての説明と、上伊那での測量についてのお話がありました。特に、上伊那での測量の記録で、伊能忠敬の弟子が残した日記に、木下村のことを「此村能き村なり」と記されているとの説明には会場が盛り上がりました。

昔の村の名前が記載された絵図の写真

 伊那谷はしっかり測量されていて、村の名前も記載されていました。参加者の皆さんも故郷の村を見つけて盛り上がっておられました。

 どちらの講演も大変興味深く、地元の話も含みながら説明をして下さったので、とても身近に聞くことができました。参加者の皆さんにも好評で、来年もまた講座をやってほしいといった声も聞かれました。個人的には、50歳を過ぎて測量の勉強を始め、55歳から測量を始めた伊能忠敬の話をお聞きし、まだまだ私も頑張らなければ!と感じました。
 歴史館の皆さん、参加された皆さん本当にありがとうございました。

「上伊那の美術館・博物館めぐり」を開催しました!

2023(令和5)年9月9日(土曜日) 晴れ

 「上伊那の美術館・博物館めぐり」を開催しました。今回は久しぶりに中型バスに乗って町外を巡る講座です。朝は肌寒い陽気でしたが、バスが出発したころには太陽が顔を出し、晴天の中22名の方が参加されました。今回は、伊那市高遠の信州高遠美術館と伊那市立高遠歴史博物館にお邪魔しました。

照明が灯され花柄で円形のステンドグラスが展示された奥の壁に、様々な写真や絵などの作品が展示されている写真

 信州高遠美術館では「若手アーティスト応援展 INTERACT」が開催されていました。若いパワーが感じられる、みずみずしい展示でした。

作品の説明を行っている小松学芸員の話を、参加者が熱心に聞いている写真

 小松学芸員の説明に皆さん聞き入っています。作品の鑑賞ポイントを教えていただくと、見え方も変わってきます。

壁に様々な作品が展示され、前方に立つ福澤学芸員の説明を参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

 伊那市立高遠歴史博物館は、特別展「高遠城のお稲荷さん」の初日でした。セレモニー等もあり、お忙しい中、福澤学芸員が分かりやすく展示解説をしてくださいました。参加者の皆さんも興味津々です。

ショーケース内に展示された、奉納と書かれた横長で大きな旗や奉納品などの写真

 高遠城内にあった稲荷社の奉納品等を下賜された小田切家所蔵の品々がずらりと展示されていました。状態もよく、見ごたえ十分でした。

 現在、町郷土博物館が改修工事中で見学できないため、地域の方々が文化に触れる機会をと企画した講座でしたが、参加者の皆さんからは「学芸員さんの説明を聞けて、勉強になった」や「普段はなかなか出かけないが、来てよかった」といった感想が聞かれました。私自身も心がほぐれるような豊かな気持ちになって、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
 信州高遠美術館の皆様、伊那市立高遠歴史博物館の皆様、そして講座に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

「天体観察会」を開催しました!

2023(令和5)年8月11日(金曜日/祝日) 晴れ

 暑さが続く8月11日(金曜日/山の日)、天体観察企画「すばる」代表の野口輝雄先生を講師に、「天体観察会」を開催しました。8月に入り午後から雲が出てくる日が多くありましたが、この日は夕方になっても雲が出ず、満天の星の下、50名を超える皆さんが参加してくださいました。今回は、ペルセウス流星群や土星、夏の大三角形やいて座などの星座が観察できました。例年、「天体観察会」は博物館前庭で行っていましたが、今年は博物館が改修工事で使用できないため、町文化センター前庭で行いました。

満点の星空のした町文化センターの前庭にスクリーンが設置され、講師の野口先生の話を地面に敷かれたブルーシートの上に座った大勢の参加者が聞いている写真

まず、先生がスクリーンを使って流星群や土星の説明をしてくださいました。

日が暮れた屋外の広場にスクリーンが設置され、講師の野口先生の話をレジャーシートに座っている参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

参加者の皆さんも熱心に聞き入っています。

微かな灯りが灯された屋外で黄色のシャツを着た野口先生が立ち、大勢の参加者はそれぞれ持ってきたレジャーシートに寝転び流星群の観察を行っている様子の写真

説明の後は寝転んで流星群を観察しました。この日は流れ星が2つ観察できました。

天体望遠鏡で見えた土星が大きくスクリーンに投影されている写真

先生の天体望遠鏡で見えた土星をスクリーンに投影すると、「おー!」という歓声が上がりました。

 今回は天気にも恵まれ、多くの皆さんが夏の夜空に見入っていました。小さなお子さん連れのご家族も多く参加してくださり、楽しそうな声があちこちで聞かれました。夜空を眺めて、宇宙に思いをはせるのはとても楽しい時間でした。「天体観察会」に参加してくださった皆さん、野口先生、本当にありがとうございました。

「親子で楽しむ昆虫観察会」を開催しました!

2023(令和5)年7月22日(土曜日) 晴れ

 梅雨明けが発表された7月22日(土曜日)、長野県自然観察インストラクターの吉澤文雄先生を講師に、「親子で楽しむ昆虫観察会」を開催しました。晴天の下、25名の親子がながた自然公園に集まり、昆虫を採集・観察しました。当日はとても暑かったため、熱中症の心配もしましたが、木の下は比較的さわやかで、休憩を取りながら、元気に昆虫を探しました。

鬱蒼と草が生い茂った森の中で、参加者が昆虫採集を行っている様子の写真

みんな熱心に昆虫を探しています。

鬱蒼と生い茂った草の傍で、虫取り網を持った参加者が昆虫採集に夢中になっている様子の写真

何か見つかったかな?

キャップを被った男の子がボーダー柄のシャツを着た吉澤先生に、見つけた昆虫の名前を聞いている様子の写真

昆虫が見つかったら、先生に聞いたり、図鑑で調べたりして虫の名前を探します。

草が生い茂った広場の影で、参加者たちが休憩している様子の写真

木陰で一休み。水分補給して、また虫を探すぞー!!

虫取り網を持った男の子の周りを母親と参加した男の子や3名の男の子が集まり、虫かごに入った見つけた昆虫を見ている写真

どんな昆虫が見つかったの?みんな興味津々です。

 今回は、ナナフシやミスジチョウ、ウバタマムシなどたくさんの昆虫が観察できました。参加者の皆さんは熱心に取り組み、興味を持ってこの講座に参加してくださっていることが伝わり、とても楽しい時間を過ごす事ができました。「親子で楽しむ昆虫観察会」に参加してくださった皆さん、吉澤先生、本当にありがとうございました。

「箕輪のミニ縄文展」開催中です!

2023(令和5)年7月7日(金曜日) 晴れ

 博物館は現在リニューアル工事のため休館中ですが、地域の皆さんに少しでも箕輪の文化に触れていただきたいと、「箕輪のミニ縄文展」を開催しています。会場は町文化センター 展示ホールです。今回は縄文土器や、土偶・ミニチュア土器などの土製品、黒曜石で作られた矢じりや打製・磨製石器などを展示しています。

「箕輪のミニ縄文展」と書かれたスペースに、資料や出土品が展示されている写真

スペースは広くありませんが、出土品を約30点展示しています。

壺の縁に人の顔をした取っ手がついた顔面把手付土器がショーケース内に展示されている写真

顔の付いた縄文土器(福与から出土)です。何に使われたのでしょうか。

表面に渦巻き模様が施された縄文土器がショーケース内に展示された写真

箕輪中学校の敷地内から出土した縄文土器です。箕輪ではあまり見られない模様が付けられています。

横長のショーケース内に様々な形をした土偶やミニチュア土器が展示されている写真

土偶やミニチュア土器などの土製品です。土偶はとても可愛い顔をしていますよ♪

説明書きの傍に展示された遺跡分布地図の写真

その他、今年の4月に新しくなった遺跡分布地図も展示しております。皆さんのお住まいの地域には、どんな遺跡があるのでしょうか。

ショーケースの左側に設置された長机の上に、3Dスキャンした作品が展示されている写真

昨年度、箕輪進修高校クリエイト工学科の3年生が、土器や土偶を3Dスキャンしてくださいました。それを3Dプリンターで出力したものを展示しています。3Dスキャンした映像は博物館ホームページの「バーチャル博物館」でご覧いただけます。

最後に今後の博物館活動の参考にするため、アンケートにご協力をお願いいたします。このアンケートには、お気に入りの土器も記入していただいています。どの土器が一番人気があるのか、集計結果はホームページで発表しますので、楽しみにしていてくださいね♪

会期は7月30日(日曜日)まで、午前9時~午後4時30分の間にご来場ください。土日もご覧いただけますが、7月17日(月曜日/祝日)は文化センターが休館になりますのでご入場できません。ご注意ください。よろしくお願いいたします。
今日は七夕ですね。皆さんの願いが天に届きますように。

箕輪南小学校5年生への出前講座を行いました!

2023(令和5)年6月28日(水曜日) 晴れ

 博物館は現在リニューアル工事のため休館中ですが、地域の皆さんに少しでも箕輪の文化に触れていただきたいと、「箕輪のミニ縄文展」を開催しています。会場は町文化センター 展示ホールです。今回は縄文土器や、土偶・ミニチュア土器などの土製品、黒曜石で作られた矢じりや打製・磨製石器などを展示しています。

教室の前方に立つ男性職員の話を、先生や自席に座った児童たちが熱心に聞いている写真

パワーポイントを使って説明をしました。

前方に設置されたスクリーンの前に座った男性職員の話を、自席に座った児童たちが聞いている後ろ姿の写真

みんな真剣に聞き入っています。

梯子を短くした物の上に、藁で作られた親指と人差し指の間に入れて引っかけて履く対になった大足の写真

博物館に収蔵されている米作りの道具です。何に使うのかな?…1

長方形の箱型舟で、前後とも少し反り上がっている田舟の写真

これは舟かな?何に使うのかな。…2

柄が付いた先にザリガニの様な大きなハサミが付いている、手押し稲刈り機の写真

それぞれの道具が何に使われたのか、皆さんに予想していただきました。この道具は稲刈りに使うと予想されました。…3

先生や児童たちが見ているなか、男性職員が細い竹で作られた先に櫛の様な形をし歯が4列付いている除草機の道具を使って除草の手本を見せている様子の写真

道具を使って使用方法を説明します。これは除草機です。

先程の写真は

  1. 大足(草木を肥料として田んぼに踏み込み平らにする道具)
  2. 田舟(田の土を運んで高低差をなくしたり、収穫した稲に泥がつかないように運ぶ舟)
  3. 手押し稲刈り機(中腰で稲を刈らなくても、腰を伸ばしたまま稲刈りができる機械)

 米作りの道具が段々便利になっていった事を説明すると、「そうか!」とうなずく子も。最後に、昭和の初めの稲刈りをする家族の写真を紹介しました。どの人も笑顔です。昔の作業は大変でしたが、家族で力を合わせて米作りをするのは、決して不幸ではなかったと話すと、「楽しそう」といった声が上がっていました。本当の幸せって意外と身近にあるのかもしれません。箕輪南小学校5年生の皆さん、ありがとうございました。

「戦国時代のみのわをめぐる」を開催しました!

2023(令和5)年6月3日(土曜日) 晴れ

 「戦国時代のみのわをめぐる」を開催しました。前日の大雨で開催が心配されましたが、当日は晴れて、暑いくらいの陽気になりました。今年の大河ドラマは、戦国時代から江戸時代初期に焦点をあてていますので、そこにさりげなく乗っかり、当時の箕輪の痕跡をたどって関係ある場所をめぐりました。
 最初に戦国時代に箕輪を治めていた藤沢氏の居城だった福与城跡を訪れましたが、途中浸水している箇所があったため主郭までは行かれず、説明を聞いていただきながら全体を見渡すだけにとどまってしまい、残念でした。

木の枝に覆われた石碑と案内板がたつ周りに集まった参加者が説明を熱心に聞いている様子の写真

 続いて田中城跡です。わずかに残る土塁跡を見ながら、説明を熱心に聞かれていました。

周りに人家がありカーブミラーが設置された場所に立つ職員の話を、参加者が聞いている様子の写真

 木下陣屋跡には初めて訪れた方も多くいらっしゃいました。

沢山の細い木が立つ急斜面に集まった参加者の方々が城跡を見学している様子の写真

 箕輪城跡では土塁と堀の跡を見学しました。急な斜面です。お気をつけて!

図書館が建つ右側に鬱蒼とした木々が立つ道路上で、集まった参加者の方々が熱心に話を聞いている後ろ姿の写真

 最後に松島城跡と松島氏の墓域を見学しました。普段何気なく通る場所にも昔の痕跡があることに、驚いている方もいらっしゃいました。

「探鳥会」を開催しました。

2023(令和5)年5月21日(日曜日) 晴れ

 「探鳥会」を開催しました。「探鳥会」は毎年愛鳥週間にあわせ、この時期に行っている恒例の講座で、今年度も日本野鳥の会伊那谷支部の小沢勝美さん、吉田保晴さん等を講師にお招きして開催しました。

大きな木が立つ傍に男性講師が立ち、向かい合って立つ参加者たちが熱心に耳を傾けている様子の写真

参加された皆さんは講師の話を熱心に聞かれていました。

右側に低木が生えている斜面があり、ガードレールがある細い道路上でそれぞれ持参した双眼鏡を用い野鳥の観察を行っている参加者たちの写真

双眼鏡で野鳥の様子を観察します。

周囲に草木が生え、左側の草が生えている斜面に遠くを見ている男性講師が立ち、細い道路上に集まった参加者の方々が同じ方向を見ている探鳥会の様子の写真

どんな鳥が観察できたでしょうか?

周囲に木々が立ち車が駐車している砂利敷きの広場で、参加者が輪になって集まり鳥合わせを行っている様子の写真

最後に観察できた鳥を確認する「鳥合わせ」を行いました。

 今回の「探鳥会」ではこの時期に渡ってくるカッコウやホトトギスの他、カルガモの子育ての様子やツバメが巣作りをするために泥をついばむ様子なども見ることができました。また、近年の「探鳥会」では確認できなかったサンショウクイや、複数のノスリが優雅に旋回する様子も確認できました。5月のさわやかな陽気の中、30名を超える皆さんにご参加いただき、鳥のさえずりに耳を澄ましたり、野鳥の様子を観察したりして、穏やかなひと時を過ごす事が出来ました。「探鳥会」に参加してくださった皆さん、日本野鳥の会伊那谷支部皆さん、本当にありがとうございました。

電気機関車ふれあいデーを開催しました!

2023(令和5)年4月29日(土曜日・祝日) 晴れ

 今月から博物館は休館になり、展示物等を収蔵庫へ運んでいます。作業員の皆さん、同じ課内の皆さんの協力を得ながら、作業は順調に進んでいます。

屋外に展示されている電気機関車を、4名の作業員の方や参加者が見ている写真

県外の方も朝から来てくださいました。嬉しい限りです。

小さな子供を抱っこした母親と車掌さんの帽子を被り、運転席に座っている男の子が笑顔で汽笛体験を行っている様子の写真

今回は4年ぶりに汽笛体験も実施しました。車掌さんの帽子をかぶって汽笛を鳴らします。かっこいい!!

薄ピンク色のキャップにジャンパーを着た女の子とグレー色の帽子を被った女性が、建物入り口の壁に貼られた鉄道クイズを見ている写真

お子さん向けに鉄道クイズも行いました。参加して下さった方には景品をプレゼント!

透明の袋にそれぞれ入った、こげ茶色の電気機関車と円形のプレートの二種類のキーホルダーの写真

景品は、箕輪進修高校のご協力でこんな素敵なキーホルダーが用意できました。参加者の皆さんはとても喜んでくださいました。

説明ボードと一緒に展示されているED191の模型と線路一覧路図の写真

ED191の模型や線路一覧路図も特別に展示しました。

小さな子供を抱っこした父親が見ているなか、建物入り口の左外側に設置された長机の上の機械で、母親が担当者に教わりながら発券体験を行っている様子の写真

手作りの切符に日付を印字する発券体験も行いました。切符自体を手にする機会も減りましたが、切符を発券してもらい、改札口でハサミを入れてもらって電車に乗る、そんな手間もいいものです。

博物館は休館中ですが、多くの皆さんにお越しいただけて楽しい一日となりました。博物館では、11月まで毎月1回講座を開催しますので楽しみにしていて下さい。次の講座は5月21日(日曜日)にながた荘周辺で行う探鳥会」です。詳細は、新聞、プレスリリース等で発表いたします。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
「電気機関車ふれあいデー」に参加してくださった皆さん、電気機関車保存会の皆さん、本当にありがとうございました。

引っ越し作業が進んでいます

2023(令和5)年4月13日(木曜日) 晴れ

 今月から博物館は休館になり、展示物等を収蔵庫へ運んでいます。作業員の皆さん、同じ課内の皆さんの協力を得ながら、作業は順調に進んでいます。

ワンボックスカーの後部に白色の大きな箱が積まれている写真

博物館の車を使って一つずつ大切に運んでいます。

収蔵庫の床に敷かれたブルーシートの上に、木枠に入った白色の仏像の形をした物が3体入れられている写真
グレー色の箱や木箱などが積まれて並んでいる収蔵庫内の写真

収蔵庫はいっぱいです。

引っ越しが始まった博物館内の展示物が移動され、壁側に設置されたガラスの引き戸のショーケースだけが残っている部屋の写真

昔の道具を展示していた部屋は空っぽになりました。

引っ越しの準備が始まり展示物が移動され、壁側や中央に設置されているショーケースだけが部屋に残っている写真

土器が展示してあった部屋もこの通り。

奥や両側面の壁に設置された木製の3段の棚に置かれていた展示物が移動され、棚だけが残った館内の収蔵室内の写真

館内の収蔵室も空っぽです。
順調に作業が進み、搬入に携わっていただいた皆さんには感謝の一言です。
何もなくなった展示室を見ると、なんだか寂しい気分にもなります…。
博物館のリニューアル工事が順調に進み、きれいな博物館が完成して、皆さんにお越しいただく日が待ち遠しいです。それまでしばらくお待ちください!

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 博物館文化財係
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-3
電話番号:0265-79-4860
ファックス:0265-79-4860

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