みのはくDiary(2024年度)

更新日:2025年03月11日

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「映像講座」を開催しました!!

2025(令和7)年3月9日(日曜日) 晴れ 

映像講座を開催しました。今回は「箕輪町の文化財」と題して、平成初期に撮影・編集された箕輪町の文化財を紹介する映像の中から沢・大出・西部地区編を紹介しました。約30分の短い映像ですが、約35年前の街並みは今とは少し変わっていて、懐かしい風景も見ることができました。

椅子に座って学芸員の話を聞く12名の参加者の皆さん

午前の部と午後の部の2回開催し、約20名の方が参加してくださいました。

スクリーンに「箕輪町の史跡と文化財沢・大出・西部地区」の文字が映し出されている

今回は沢・大出・西部地区編です。

スクリーンに映る寺院の映像に見入る参加者の皆さん

見覚えのある懐かしい風景に思わず笑みが浮かびます。

スクリーンに映る桜の木の映像を見る参加者の皆さん

中にはメモをとって熱心に聞いてくださる方もいらっしゃいました。

今回の講座で今年度の博物館講座は最後になります。リニューアルして設けられた図書:講座室を利用して講座が開催できるようになり、いくつかの講座を開催しました。そのたびに多くの皆さんにお越しいただき本当に嬉しい限りです。今後もこうした講座等を開催していく予定ですので、よろしくお願いいたします。

ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!

箕輪中学校演劇部の博物館公演がありました!!

2025(令和7)年2月28日(金曜日) 晴れ 

箕輪中学校演劇部の博物館公演を開催しました。これはリニューアル開館した博物館の新たな活用方法として行なったもので、図書・講座室を使って小公演ができないか箕輪中学校演劇部に相談したところ、快く引き受けてくださり、公演が実現しました、今回の演目は「ただの猫好き(作:風音万愛)」、「卵甘味審判(作:金針菊)」、「えんとものすごく言う話、ロリコンを添えて(作:指原輪)」の3本です!

図書講座室を暗幕をかけたパーテンションで区切り、舞台を舞台袖を分けている。中央にはドアの大道具とフットライトが置いてある。

図書・講座室をパーティションと暗幕で区切り、照明、大道具を入れて舞台を設置しました。

大道具のドアの前でスポットライトを浴びながら演技する2人の女子

「ただの猫好き」猫好きが知らないうちに増殖していきます。くすっと笑う声があちらこちらから聞こえました。

3人の男子生徒が座っている。1人は椅子に座っているが、2人は地べたに座っている

「卵甘味審判」プリンを食べた犯人を巡って、部下と上司の立場が逆転!男子三人の楽しい芝居です。

正面を向いてセリフを言う女子生徒。

「えんとものすごく言う話、ロリコンを添えて」始めは楽しく観ていましたが、最後は背筋がゾクッとしました。

演劇部員の紹介。演劇部員が横3列に並び正面を向いて立っている

最後は全員であいさつ。皆さんいい表情です。

演劇部の公演を見る観客。30名ほどの人が椅子に座ったり立ったりして芝居を観ている

当日は30名ほどのお客さんがお見えになりました。皆さん真剣に観入ってます。

初めての企画で改善すべき点もありましたが、中学生のみずみずしい演技に心が潤った気がしました。公演後の演劇部員の皆さんの笑顔が素敵だったこと!箕輪中学校演劇部は今まで外部での公演をしていなかったという事です。これからも演劇部の小公演を継続していきたいと思いますので、これを機に多くの皆さんに演劇部の芝居を観ていただきたいと思います。また、こうした新たな試みにも挑戦していきたいと思います!

ご来場いただいた皆さん、箕輪中学校演劇部の皆さん、本当にありがとうございました!!

企画展「野鳥とともに」開催中です!!

2025(令和7)年2月19日(水曜日) 晴れ

 

リニューアル開館記念企画展「野鳥とともに」が開催中です。この企画展では、昨年ご逝去された星野和美さんが町誌編さんの際に書かれた野鳥の紹介文を、剥製や写真とともに紹介しています。また、博物館で40年以上続けている探鳥会のデータや野鳥の会で行なっていた野鳥観察データなどを集計して、箕輪町で観察できる野鳥を一覧表にまとめています。このほか、長年探鳥会の講師を務められた星野さんが使われていた探鳥会用の道具なども紹介しています。

黒い壁をバックに探鳥会の写真を展示。その前には星野さんが使っていたカメラや双眼鏡、アルバムなどが展示ケースに飾られている

星野さんが使用されていた道具やアルバムなどを展示しています。

展示ケースには野鳥のはく製が展示してあり、壁には野鳥の写真と野鳥の説明が貼られている。そのケースをご夫婦が見ている。

剥製と写真で箕輪町内で観察できる野鳥を紹介しています。

展示解説の様子。学芸員の説明を多くの参加者が聞き入っている。

2月15日(土曜日)には学芸員による展示解説も行ない、多くの皆さんがお越しくださいました。

展示解説で説明を聞く参加者。ほとんどが年配の男性。

熱心に聞き入る参加者の皆さん。うなずきながら話を聞いていらっしゃいました。

黒い壁に探鳥会のデータの一覧表のパネルが10枚程度展示してある。そのほかに探鳥会の写真も展示している。

過去の探鳥会や野鳥の会の皆さんが取りためたデータをまとめ、過去50年分の野鳥観察データをパネルにして展示しています。

鳥を観察する双眼鏡が二つ。

お子さん向けにミニ探鳥会体験コーナーもあります!ぜひ、ご家族皆さんでお越しください!

企画展が始まってから400人を上回る皆さんにお越しいただき、ありがたい限りです。鳥の鳴き声を二次元コードで読み取れるコーナーもありますので、野鳥に興味がある方も、そうでない方も一度足を運んでみてください。企画展は3月2日(日曜日)までで、2月25日(火曜日)が休館になります。多くの皆さんのお越しをお待ちしています!

「映像講座」を開催しました!

2025(令和7)年1月25日(土曜日) 晴れ

 

「映像講座」を開催しました。この講座は、箕輪町が町制70周年を迎えるのに伴い、箕輪町が発足した昭和30年代とはどんな時代だったのかを写真と映像で振り返るものです。当日は2回の講座にのべ40名の方にお越しいただき、楽しく当時を振り返りました。

椅子に座った10名ほどの参加者が前のスクリーンを見ている。前では職員が説明している。

参加者の皆さんの中には、メモをとりながら話を聞いてくださる方もいらっしゃいました。

スクリーンを見ている参加者を横から撮っている。参加者は真剣にスクリーンを眺めている。

中には、この画像に自分が映っている方もいらっしゃいました。

昭和30年代の役場付近の映像。当時の役場は現在の八十二銀行箕輪支店付近にあった。バスが車庫に入ろうとしている。

昔の街並みに「懐かしい~」の声が上がります。

昔の映像を眺める参加者。室内は暗く、スクリーンに映像が映し出されている。

説明する学芸員の話も聞きながら、和やかに昔を振り返ります。

当日は、年配の方だけでなく、昭和30年当時を知らない方も参加してくださり、昔の映像に見入っておられました。終わった後は、皆さん口々に昔の思い出を語っておられました。

今後も多くの方が博物館に足を運んでくださるように、こうしたミニ講座を開催していきたいと考えております。

参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

「子どもふゆまつり」を開催しました!

2024(令和6)年12月21日(土曜日) 晴れのちくもり

「子どもふゆまつり」を開催しました。これは町公民館、図書館、博物館の三館が連携して行う事業で、寒い冬に子供達が遊べる場所を提供しようと始まったイベントです。例年町文化センターで行っていましたが、今年は文化センターと博物館の2会場で行いました。

博物館では「古代のカラフルアクセサリーをつくろう」と題し、高麗石を使ってペンダントを作る講座を開催しました。高麗石は加工しやすい石で、これで古墳時代に作られた管玉を作ってペンダントを制作しました。

机の上に新聞紙を敷き、高麗石を紙やすりで削り管玉を作る女の子の手元

高麗石を紙やすりで削ります。角を取って円錐状にします。

机の上で紙やすりで高麗石を削る女の子。こちらを向いている
紙やすりを手に持って高麗石を削る男の子

みんな真剣に削っています!でもカメラを向けたらポーズもしてくれました♪

図書講座室の床にブルーシートを敷き、テーブルを並べてある。その机に向かい、椅子に座りながら管玉を作っている。親子連れが多い。

9時~11時45分まで絶えずお客さんにお越しいただき、大盛況でした!

完成したカラフルアクセサリー。制作した管玉とその両側に3センチほどに切ったストローを左右2個ずつタコ糸に通してある。

作った管玉に糸を通し、両側にストローを通して出来上がりです!管玉は蛍光ペンで色を塗ってもきれいです。

完成したペンダントを首から下げて並ぶ男の子と女の子

完成したペンダント頸からかけて「はい、ポーズ」。素敵なペンダントができました。

当日は、親子連れだけでなく、友達同士で来てくれた人もいて、賑やかに管玉づくりをしていました。どの子も説明をしっかり聞いてくれて、多くの参加者がいたのにも関わらず、混乱することなく楽しく取り組めていたので、スタッフ一同感心しながら見ていました。

完成した時の子供たちの嬉しそうな笑顔にとても癒されました。参加者の皆さん、お手伝いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

もみじで草木染めを開催しました!

2024(令和6)年11月23日(土曜日) 晴れ

博物館講座「もみじで草木染め」を開催しました。ここ数年で箕輪ダムのもみじが有名になり、多くの方にお越しいただいています。そこで、今や箕輪町の代名詞にもなっているもみじを使ってハンカチの草木染めに挑戦してみました。講師は辰野町在住の林節子さんです。

座っている受講生の前で草木染めをしたピンク色のハンカチを持って立ちながら説明する講師の林先生

まずは林さんに草木染めの説明をしていただきました。皆さん興味津々です。

もみじから色素を抽出した抽出剤。桶3つ分あります

前日、採取して乾燥させたもみじを溶解剤につけて一晩おき、これをこして抽出剤を作りました。また、林さんが事前にハンカチがきれいに染まるよう下処理をしてくださいました。

輪ゴムや割り箸、洗濯ばさみを使ってハンカチに絞り模様を付ける3名の受講生

輪ゴムやビー玉、割ばし、洗濯ばさみなどを使ってハンカチに模様をつけます。どんな模様ができるかな?

割り箸や洗濯ばさみをつけたままのハンカチを抽出剤につける講師たち。ハンカチは赤く染まっている

下漬け剤につけ、水洗いしたハンカチを温めた抽出剤に30分つけます。きれいな赤色に染まってきました。

染まったハンカチの一部を石灰水につける2名の受講生

ハンカチを水洗いして、発色剤につけます。ここで長めにつけると色が濃くなります。今回は、講師の方が石灰を用意して下さり、お好みで部分的に緑色に染めて楽しむ方もいらっしゃいました。

染まったハンカチをアイロンやドライヤーを使って乾燥させる受講生たち

よく水洗いをしてからしっかり絞り、ドライヤーやアイロンで乾かしました。

丸やひし形の模様をつけ、ピンク色に染まったハンカチと、それを広げて見せてくれる笑顔の外国人男性の受講生

素敵なハンカチが完成しました。模様も色もみんな違って楽しいです!

自分の染めたピンク色のハンカチを広げる受講生たちと、真ん中に座る講師の笑顔の集合写真

最後はみんなで「はい、ポース」。どうですか?皆さん素敵なハンカチができました!

ハンカチを抽出剤で染める講師をビデオカメラに収めるNHK記者

当日はNHKさんも取材に来てくださいました。講座の様子は月曜日の夕方のニュースで紹介されました。また、翌朝の全国ニュースでも放送されました!

もみじは見るのも楽しいけれど、こんな風に染めるとまた違った楽しみ方ができますね。鮮やかなピンク色に染まった世界に1枚しかないハンカチを、参加者の皆さんはとても嬉しそうに持って帰られました。実は今回ハンカチと一緒に糸を染めてみました。この糸を使って何か作ってみようと思索中です。何ができるか楽しみにしていてください。
準備は大変でしたが、皆さんの笑顔に癒されたひと時でした。参加者の皆さん、林先生、お手伝いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

リニューアル開館記念講座を開催しました!

2024(令和6)年10月26日(土曜日) 晴れ

 リニューアル開館記念展示として「県立歴史館信州学出前講座in箕輪町郷土博物館」を開催しました。この講座では、長野県立歴史館から水澤教子さん(総合情報課長)をお招きし、「縄文土器を読み解く視点-土器文様・技術・胎土から-」と題してお話を伺いました。長野県は縄文時代中期に華やかな縄文土器が各地で作られますが、約5000年前を境に土器形式に変化が見られるようになるそうです。その変化の要因に様々な角度から迫りました。

両側に本棚があり、前方にスクリーンが設置されている室内に参加者達が集まり、講師の水澤さんが室内前方で話をしている講座の様子の写真

参加は事前申し込み制でしたが、多くの皆さんにご参加いただき、立ち見の方もいらっしゃいました。

講師の水澤さんがマイクを持ち話をしている写真

講師の水澤さんには、何回か出前講座をお願いしています。どの講座も専門的な内容でありながら、わかりやすく、話に引き込まれてしまいます。

マイクを持っている講師の水澤さんがスクリーンに映し出された資料を手でさしながら話をし、参加者達が話を聞いている様子を後方から撮影した写真

参加されている皆さんも水澤さんの説明に引き込まれていました。

室内の本棚が置かれた横で立って話をしている講師の水澤さんと、手元の資料を見ながら真剣に話を聞いている参加者達の写真

初めて図書講座室で講座を開催しました。今後も皆さんに喜んでいただけるイベントを開催していきたいと思います。

講座終了後、参加者の皆様はとても楽しかったとおしゃっていました。もう一度土器を見直してからお帰りになる方もいらっしゃいました。講座の最後に、縄文時代には人々が移動していたことが予想されるが、大きな争いの形跡はない、といった説明がありました。5000年前の人々は戦争のない世の中をつくれたのに、なぜ、私たちにはそれができないのか、文明の発達は私たちに何をもたらしたのか考えさせられました。
参加者の皆様、長野県立歴史館の水澤さん、柴田さん、本当にありがとうございました。

アウトリーチプログラムを開催しました!

2024(令和6)年10月12日(土曜日) 晴れ

 郷土博物館では、10月5日(土曜日)からリニューアル開館記念展示として東京国立博物館・文化財活用センターから「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」を借用し、展示しました。その一環として、東京国立博物館・文化財活用センター職員の小島有紀子さん、松沼穂積さん、中村麻友美さんをお迎えして、ぶんかつアウトリーチプログラム「見て、感じて、楽しむ夏秋草図屏風」を開催しました。元々、一般の方(定員20名)は一度のみの開催予定でしたが、申込が多くあったため講師の方のご厚意で講座数を増やし、中学生1回、一般の方4回の全5回講座を開催しました。

左側に女性職員が立ち、展示されている「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の前に7名の女子高生が並んで立ち、鑑賞している様子の写真

一般の方に先立ち、箕輪中学校美術部の皆さんを招待して講座を開催しました。皆さん口々に「楽しかった~」とおしゃっていました。

展示されている「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の左側に立つ中村さんの話を、椅子に座って聞いている女子高生の後ろ姿の写真

箕輪中学校の講座を担当されたのは中村さんです。中村さんは箕輪中学校のご出身です。先輩の話に皆さん聞き入っていました。

展示されている「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の左側に立つ松沼さんが資料を持ちながら解説している様子を、椅子に座った参加者が聞いている後ろ姿の写真

11時、14時の部を担当されたのは松沼さんです。わかりやすい解説で参加された方も何回もうなずいておられました。

書や絵画が展示されている展示室の中央に夏秋草図が展示され、6名の方々がじっくり鑑賞している様子の写真

近くで夏秋草図をじっくり観賞します。

室内の照明を落とし、明るくて黄色の光を照らした「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の写真

光の色で屏風の見え方も変わります。その日の体調や状況によっても見え方は変わるので、今感じた感覚を大切にしたいです。

照明を落とした室内で、白色の光を照らし浮き上がった「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の写真

白い光で照らすとイメージが変わります。

展示されている「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」の左側に立つ小島さんが手に資料を持ち解説している様子を、参加者が椅子に座り熱心に聞いている後ろ姿の写真

15時、16時の部は小島さんが担当されました。屏風の話とともに、文化財の話などもしてくださいました。文化財は特別なものではなく、私たちの生活の中に根付いているものなのだと感じました。

当日は150人を超える皆さんにお越しいただき、一日中館内が活気であふれていました。多くの方にお越しいただき、嬉しいかぎりです。作品を見て感じた心が震えるような感覚を忘れないようにしたいです。参加者の皆様、東京国立博物館・文化財活用センターの職員の皆様、本当にありがとうございました。

リニューアルオープンしました!

2024(令和6)年9月28日(土曜日) くもり

 郷土博物館は耐震補強工事を含むリニューアル工事のため休館していましたが、開館準備が整い、本日無事リニューアルオープンしました。開館にあたり、大変多くの皆様にご尽力いただきましたことを心より感謝申し上げます。今後も地域の皆様に愛される博物館を目指して、職員一同頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

入り口の上に「祝 リニューアル開館」と書かれた幕が貼られ、5名の関係者の方々が横一列に並びテープカットが行われようとしている様子の写真

関係者の皆様にご参列いただき、賑やかにオープニングセレモニーが開催されました。

壁に本棚が設置されている館内で、右側に並んで座っている演奏者の太鼓や笛などの音色に合わせて、左側で着物を着た古田人形芝居保存会の3名の方が「三番叟」の奉納を行っている様子の写真

館内では、古田人形芝居保存会の皆様による「三番叟」の奉納も行われました。

担当者に案内されているお客さんなど沢山の人たちがロビーに集まっている様子の写真

130名を超える皆様にご来館いただき、久しぶりに博物館が賑やかな声であふれました。

入り口前に立つ、紅葉の形をした髪型のマスコットキャラクターもみじちゃんの写真

もみじちゃんもお出迎えしてくれました!

壁に春から秋の景色と虫や鳥の写真と二次元コードが表示されている季節の音声展示のコーナーの写真
「空から箕輪町を見てみよう」と書かれたボードに、町内の主要地の5か所をドローンで撮影した空の映像が見られる二次元コードが表示されている写真

二次元コードを読み取ると、季節の自然の音や町内を空から見られる映像も見られますよ♪

今後、リニューアル開館記念事業もあります。入館も無料になり、祝日も開館いたしますので、多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

「みのわの仏像をめぐる」を開催しました!

2024(令和6)年6月1日(土曜日) 晴れ

 「みのわの仏像をめぐる」を開催しました。雨の日が続き、天候が心配されましたが、当日の午前中は晴れて、清々しい陽気になりました。箕輪町内にある3つのお寺をめぐり、町内に現存する仏像を見てまわりました。

最初に無量寺を訪れ、国の重要文化財に指定されている「木造の阿弥陀如来坐像」などについて、ご住職からの説明を聞いていただきました。

扁額に「放光殿」と書かれた建物の前で、額入りの写真を持つ住職の話を参加者が熱心に聞いている様子の写真
住職が話をしながら右手で示しているお堂の中に安置されている「木造阿弥陀如来坐像」の写真

お堂の中に「木造阿弥陀如来坐像」が安置されています。

安置されている「不動明王立像」を近くで拝観している参加者の方々の写真

次に、町の有形文化財に指定されている「不動明王像」なども案内していただき、拝観しました。

周囲を四天王、地蔵菩薩、不動明王などで囲んだ「宝篋印塔」の前に立つ住職の話を、参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

他に、境内にある町の有形文化財「宝篋印塔」(ほうきょういんとう)等についても説明をしていただきました。

次に訪れたのは養泰寺です。

入り口に立つ曹洞宗大雲山養泰禅寺と書かれた寺標の写真
観音堂に安置されている32体の観音像の左側に立つ柴館長の話を、参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

こちらでは、箕輪町郷土博物館の柴館長が説明をおこないました。
三十三観音のうち、32体の仏像が現存しているとのこと。

最後に「正全寺の仁王像」を見学しました。

目と口を見開き、金剛杵を左手に持ち上げるように構えて立つ「正全寺の仁王像」阿形の写真

町の有形文化財に指定されている仁王像を拝観しながら、柴館長から説明を受けました。

仁王像が立つ門の中央に立つ柴館長の話を、参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

 参加者の皆さんから、本当に興味を持ってこの講座に参加してくださっていることが伝わり、また、お寺さんのご協力もあって有意義な時間を過ごす事ができました。
 「箕輪の仏像をめぐる」に参加してくださった皆さん、ご協力いただいた寺院関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

「探鳥会」を開催しました!

2024(令和6)年5月11日(土曜日) 晴れ

 「探鳥会」を開催しました。「探鳥会」は40年以上続けている講座で、毎年愛鳥週間にあわせて行っています。今年度も日本野鳥の会伊那谷支部の小沢勝美さん、吉田保晴さん等を講師にお招きして開催しました。今回は40名の方が参加してくださいました。

黄色の壁の大きな建物前の斜面に立つ吉田講師の話を、参加者が聞いている写真

講師の吉田さんの説明を熱心に聞く参加者の皆さん。

周囲に木々が立ち車が駐車された砂利敷の広場に参加者が集まり、三脚に立てたスコープで鳥を観察している黒い帽子を被った男性の写真

野鳥の会の方が持ってきてくださったスコープで見ると、鳥の姿を詳しく観察できます。

ながたドームの敷地内に立つ男性講師の話を、双眼鏡を覗きながら説明を聞いている参加者の写真

双眼鏡を使って、建物の屋根に止まった鳥を観察しています。どんな鳥が見えますか?

木立に囲まれた敷地内で、右上空を双眼鏡を使ったり目で見たりしている参加者たちの写真

私たちの上をトンビがゆっくり飛んでいったため、「おー!」と歓声が上がりました。

周囲に木々が立ち車が駐車された砂利敷の広場に、輪になった参加者が集まり、鳥合わせを行っている様子の写真

最後に観察できた鳥を確認する「鳥合わせ」を行い、21種類の鳥を確認しました。

 今回の「探鳥会」ではこの時期に渡ってくるカッコウやツバメの他、ウグイス、イカルの声やカルガモ、トンビなどを見ることができました。特にトンビは私たちの真上をゆっくり飛んでくれたので、翼の白い模様も確認でき、参加者の皆さんからも大きな歓声が上がりました。5月のさわやかな陽気の中、多くの皆さんにご参加いただき、鳥のさえずりに耳を澄ましたり、その様子を観察したりして、穏やかな朝の時間を過ごす事が出来ました。参加してくださった皆さん、日本野鳥の会伊那谷支部の皆さん、本当にありがとうございました。

博物館の耐震改修工事が完了しました

2024(令和6)年4月17日(水曜日) 晴れ

 多くの関係者の皆様のおかげで、ついに博物館の耐震改修工事が完了しました!

右側に赤色のポストがあり、中央の6段の階段を挟んで黄色や紫色の花が植えられた花壇やスロープが設置され、階段を上がった先に四角形で黒色を基調とした郷土博物館が建っている建物外観の写真

黒色を基調とした外観になりました。イメージ一新です。

スロープの右側に形の違う2つの壺が設置され、建物の右側に非常階段が設けられた郷土博物館を右側から撮影した写真

南側(中学校側)から見上げるとこんな感じ。

スロープの左側に1台分の駐車スペースと身障者用の駐車スペースが設けられた郷土博物館を左側から撮影した写真

北側(役場側)からはこんな感じです。北側には新たに身障者用の駐車スペースと1台分の駐車スペースを設けました。

完成した郷土博物館の建物の手前に「お知らせ」と書かれた看板が設置された写真

 ただし、完成したのは本体のみで、内部の展示等はまだ完成していません。今後、事務所等を移転し、資料等を展示して、皆様にみていただける状況にしていきます。リニューアル開館は9月28日(土曜日)です。しばらくお待ちください。
なお、事務所は5月の連休明けから博物館内に移転する予定です。詳細はホームページ等でお知らせします。よろしくお願いいたしします。

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 博物館文化財係
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-3
電話番号:0265-79-4860
ファックス:0265-79-4860

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