みのはくDiary(2025年度)

更新日:2025年08月01日

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「マンガの聖地 トキワ荘を体験しよう!」開催中です!

2025(令和7)年8月1日(金曜日)

 箕輪町発足70周年記念事業の一環として、博物館では箕輪町の交流都市である豊島区にかつてあった「トキワ荘」を紹介するイベント「マンガの聖地 トキワ荘を体験しよう!」を開催しています。

図書講座室にトキワ荘の入口を象ったダンボール製の門を設置し、内部には当時をイメージした部屋を設けています♪

博物館内に設置された段ボール製のトキワ荘入口

この入口は、制作者の本間さんと豊島区の職員の方が設置してくださいました。ほぼ原寸大で、ダンボールでできているとは思えないほど、見事に再現されています。

昭和30年代から40年代をイメージして復元した部屋

当時の部屋をイメージして再現してみました。このコーナーには、トキワ荘出身のマンガ家の単行本が置いてありますので、手に取って自由にお読みいただけます!

再現されたコーナーでマンガを読む男性

こんな風に読むことができます♪

エントランスホールの展示ケースにはトキワ荘出身の漫画家を紹介している

エントランスホールではトキワ荘出身のマンガ家を紹介しています。トキワ荘の見取り図は、『アニメが世界をつなぐ』鈴木伸一著(岩波ジュニア新書)から抜粋したものに、当館で着色しました。当時トキワ荘に住んでいた鈴木先生ならではの情報もあって面白いです!

世界からも注目される日本のマンガ文化の礎を築いたトキワ荘を体験できるチャンスです!夏休みは涼しい博物館でのんびりマンガを読んでみませんか?

多くの皆さんのお越しをお待ちしています!!

「映像講座」を開催しました!

2025(令和7)年7月21日(月曜日/海の日)晴れ 

この講座は箕輪の様々なことを映像で紹介する講座で、今回が3回目になります。

今回は登山シーズンに合わせ、「中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難」を映像で紹介しました。

この遭難事件は、大正2年(1913)、修学登山のため駒ヶ岳登山をした中箕輪尋常高等小学校の生徒、教員等37名が遭難した事件で、11名の尊い命が失われてしまいました。今回は平成24年(2012)にこの事件を取り上げた、箕輪町郷土博物館の特別展の展示等を映像でご覧いただきました。

博物館の図書講座室でスクリーンに映った映像をみる参加者

午前の部には10名の方が参加してくださいました。

暗くなった部屋で映像を見る参加者

皆さん真剣に見入っています。

暗い部屋で映像を見る参加者(午後の部)

午後は6名の方が参加してくださいました。中には明日、駒ヶ岳に登る予定の方も!新田次郎の『聖職の碑』を読んで、遠方から来られたそうです。

博物館職員の話を聞く参加者

参加者の皆さんからも、「事件が忘れ去られてしまうのは悲しい」、「今後もこうした講座をやってほしい」とのご意見がありました。

遭難事件から107年が経とうとしています。この悲惨な事件は、関係者にとって重く辛い事件ですが、二度と悲劇を繰り返さないためにも、箕輪町に住む者として、決して忘れてはならない事件です。風化させないよう、今後も講座などで皆さんにお伝えしていきたいと思います。

参加者の皆さん、ありがとうございました。

「究極のエコカー?昔の籠に乗ってみよう!」を開催しました!

2025(令和7)年7月12日(土曜日)晴れ

 この講座は「地球・環境・未来フェスinみのわ」の関連事業として行なったもので、人力で担いで移動する「籠」に乗る事で、現代の便利な移動手段について考えてもらおうと企画したものです。

この籠は明治~大正時代に、実際に町内で嫁入りに使用された籠で、所有者の方が修復したものを博物館にご寄贈いただきました。当日は子ども限定で籠に乗っていただきました。

籠を4人の大人の男性が担いでいる

大人の男性4人で担ぎました。籠自体も重いので、担ぐ人も大変です。

4人の男性が担ぐ籠に黄色い帽子をかぶった保育園児が乗っている
4人の大人の男性が担ぐ籠に青い色の帽子をかぶった園児が乗っている
4人の大人の男性が担ぐ籠に、赤い服を着た園児が乗っている

遊びに来てくれた保育園児の子たち。乗る方も緊張気味です。

籠に笑顔で乗る女の子

「楽しい~!」と喜んで乗ってくれる子も!「読書ができそう!!」と言ってました。

博物館のエントランスホールを4人の大人の男性が籠を担いで歩いている

人を1人移動させるのも大変です!

現代は、動力の大きな自動車や電車等に乗って簡単に移動できますが、昔の移動はこんなにも大変だったのかと、改めて実感しました。籠自体も揺れるので、乗る人も車酔いしてしまうのではないか、という意見も出て、参勤交代も楽ではなかったという話になりました。

ただ、これが本来人間が移動するスピードなんだと思います。現代が便利である反面、いかに環境に負荷を与えているのかも痛感し、真剣に地球環境の事を考えていかないといけないと感じました。

参加者の皆さん、担ぎ手として協力してくれた唐澤さん、大槻さん、本当にありがとうございました。

トキワ荘マンガミュージアムに 箕輪町内の小学生の短冊が飾られました!

2025(令和7)年7月4日(土曜日)~7日(月曜日)

 箕輪町発足70周年記念事業の一環として博物館では、箕輪町の交流都市である豊島区にかつてあった「トキワ荘」を紹介するイベントを開催します。その関連事業として、先月、町内の小学生にトキワ荘にゆかりのある作家の短冊にぬり絵をして、願い事を書いていただきました。それを豊島区の「トキワ荘マンガミュージアム」に届け、豊島区職員やマンガミュージアム関係者の皆さんが笹に短冊を飾り付けてくださいました。

トキワ荘マンガミュージアムに短冊を飾り付けをする関係者

暑い中、きれいに飾り付けてくださいました。

トキワ荘マンガミュージアム前に飾り付けられた笹飾り

箕輪町の小学生の短冊は、入り口付近に飾ってくださいました。きれいですね。

子どもたちが書いた短冊

短冊は箕輪町内の小学生の他、豊島区の子どもたちのものもあり、全部で4000枚を超える枚数があったそうです。この短冊は仙台に送ってお焚き上げをして下さるそうです。みんなの願いが叶うといいですね。

今回のイベントにご尽力いただいた、小学生の皆さん、学校関係者の皆さん、豊島区職員の皆さん、トキワ荘マンガミュージアム関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

「身近な昆虫観察会」を開催しました!

2025(令和7)年7月5日(土曜日) 曇り

「身近な昆虫観察会」を開催しました。この講座は「地球・環境・未来フェスinみのわ」の関連事業として行なったもので、身近な昆虫を観察しながら、環境についても考えていただくイベントです。当日は4家族が参加し、博物館の近くの川辺で昆虫観察をした後、講師の吉澤文雄さん(長野自然観察インストラクター)による昆虫と環境についてのお話をお聞きしました。

昆虫を探す親子 子供が網で昆虫をとっている

みんなで昆虫を探します。子供も大人も真剣です。

水辺で生き物を探す男の子

水辺の生き物をさがしています。どんな生き物がいるかな?

トンボを捕まえた男の子

トンボを見つけました。外見を観察キットで拡大して観察し、図鑑を見て名前を調べます。このほか、チョウ、バッタ、コガネムシ、テントウムシ、アメンボなども見つかりました。

博物館の図書講座室で吉沢先生の話に耳を傾ける参加者

博物館に戻り、吉澤先生のお話を伺います。先生は、昆虫と環境についてわかりやすく話してくださいました。環境の変化が昆虫にも大きく影響しているようです。

蝶の標本を見る参加者

最後に、吉沢先生のチョウの標本を見せていただきました。今はなかなか見られないチョウもあり、皆さん興味津々です。

今回の昆虫観察会では様々な昆虫を観察することができ、私たちの身近にも多くの生き物が生きているんだなあ、と改めて感じました。そして、これから先も多くの生き物が暮らせる環境を作っていかなければならないと痛感しました。参加者の皆さん、吉澤先生、本当にありがとうございました。

「長野県立歴史館出前講座in箕輪」を開催しました!

2025(令和7)年6月28日(土曜日) 晴れ

 「長野県立歴史館出前講座in箕輪」を開催しました。この講座は長野県立歴史館の職員が研究調査した内容をわかりやすく説明してくださる出前講座です。今回は「古代道路の構造と長野県内の遺構」と題し、考古資料課の白沢勝彦さんが講演してくださいました。

一般的な舗装道路の構造から、古代道路の定義、県内の古代道路遺跡や古代道路の用途など、興味深い内容の講座でした。

博物館内の図書講座室で、講師の白沢さんが20名の参加者の前で話をしている

事前予約をしていただいた皆さんの他に立ち見のお客さんもいらっしゃって、会場は満席でした。

身振り手振りをしながら、話をする講師

講師の白沢さん。穏やかな口調で分かりやすく説明してくださいました。

スクリーンに映る画像を見入る聴講者

皆さん真剣に講師の話に耳を傾けています。メモをとったり、うなずきながら聞く方もいらっしゃいました。

スクリーンの横で話をする講師と話しを聞きながらメモを取る聴講者

最後に、道路は近世まで人と人とが触れ合う場所だったのに、近代以降目的地への交通手段となり、速く到着することを良しとするようになってしまった事、道路は軍事目的に利用される場合がある事などの説明がありました。道路をいかに使うかは、使う私達にかかっているんだと感じました。

質問もいくつかあり、和やかな雰囲気で講座を終えることができました。これも講師の白沢さんの人柄だと感じました。参加者の皆さんにも好評で、また是非開催してほしい、との声が多く聞かれました。参加者の皆さん、県立歴史館の白沢さん、鈴木さん、本当にありがとうございました。

「古田人形操り体験会」を開催しました!

2025(令和7)年6月15日(日曜日) 曇り時々雨

「古田人形操り体験会」を開催しました。このイベントは町の伝統芸能である「古田人形芝居」を多くの皆さんに親しんでいただこうと、初めて企画したものです。古田人形芝居は、江戸時代中期に始まり、現在は「古田人形芝居保存会」によって伝統が継承されています。当日は保存会の皆様にお越しいただき、実際に操り方を教えていただきました。

人形が3体並んでいる。左から男性の飛脚、大人の女性のお弓、女の子のお鶴。

今回は「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」に使用されるお弓、お鶴、飛脚を使わせていただきました。

古田人形保存会の方がお弓を操っているところ

まずは保存会の皆さんがお手本を見せてくださいました。古田人形は右手と頭、足、左手を三人で担当します。三人が心を合わせないと動きがバラバラになってしまいます。

中学生の男子生徒が飛脚を操っている。周りで保存会の方がアドバイスをしている

箕輪中学校の古田人形部に所属する生徒さんも参加してくれました!

女の子二人と保存会の方1人でお鶴を操っている。子供たちは嬉しそうに笑っている

指の関節まで動かす事ができます。上手にできて、思わず笑顔がこぼれます♪

若い女性1名と保存会の方2名でお弓を操っている。みんな楽しそうに笑っている

保存会の皆さんも楽しみながら指導してくださいました。

初めての試みでしたが、約20名の皆さんにご参加いただき、賑やかに体験会を開催することができました。近くで見ると人形も大きく感じて、初めて触ってみた方も興味を持ってくださったので嬉しかったです。この体験会は来年2月にも開催予定ですので、今回参加できなかった方は、次回是非お越しください!参加者の皆さん、古田人形芝居保存会の皆さん、本当にありがとうございました。

7月12日(土曜日)午後7時30分から上古田公民館で「古田人形芝居 上古田公演」が開催されます。人形芝居を近くでみられる絶好の機会ですので、是非ご来場ください!

「電気機関車ふれあいデー」を開催しました!

025(令和7)年5月5日(月・祝) 晴れ

 「電気機関車ふれあいデー」を開催しました。このイベントは毎年この時期に開催していますが、昨年度はリニューアル開館準備で行なえなかったため、2年ぶりの開催となりました。天候にも恵まれ、100名を超える皆さんにお越しいただき、楽しいひと時になりました♪

電気機関車をみる機関車保存会の皆さんと参加者親子

機関車保存会の皆さんが事前に機関車周辺の整備をして下さり、当日も汽笛の準備や運転方法を教えてくださいました。

硬い切符の発券体験をする親子。ダッチングマシーンで日付を印字している

機関車に乗る前に、硬券の乗車券の発券体験をしていただきました。ダッチングマシーンで日付の印字体験も!アナログも味があって楽しいですね。

電気機関車の運転席の窓から車掌の帽子をかぶり、ピースをしてこちらを見る男の子

発券した切符を車掌さんに切ってもらって機関車に乗車!車掌さんの帽子をかぶってピース!きまってます💛汽笛体験もあり、大きな音に驚いた子もいましたが、みんな笑顔で「楽しかった!」と言っていました。

電気機関車の前でカメラに収まる4人兄妹

機関車に乗ってみんなでポーズ!ステキな笑顔です♪

電気機関車のペーパークラフトを作成中の親子

お子さんには「ED19」のペーパークラフトもプレゼント♪真剣に制作中です。

完成したペーパークラフトを前にピースをする親子

完成!!かっこいい機関車ができました。頑張ったね!!

気持ちのいい五月晴れの中、親子や友達、さらには機関車好きの方まで、多くの皆さんにお越しいただき、機関車に親しんでいただけたので、とても楽しい一日になりました。

参加者の皆さん、機関車保存会の皆さん、サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

また、エントランスの「なつかしのミニ鉄道展」は6月15日(日曜日)まで展示していますので、是非ご来館ください!

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 博物館文化財係
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-3
電話番号:0265-79-4860
ファックス:0265-79-4860

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