みのはくDiary(2025年度)

更新日:2025年07月02日

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「長野県立歴史館出前講座in箕輪」を開催しました!

2025(令和7)年6月28日(土曜日) 晴れ

 「長野県立歴史館出前講座in箕輪」を開催しました。この講座は長野県立歴史館の職員が研究調査した内容をわかりやすく説明してくださる出前講座です。今回は「古代道路の構造と長野県内の遺構」と題し、考古資料課の白沢勝彦さんが講演してくださいました。

一般的な舗装道路の構造から、古代道路の定義、県内の古代道路遺跡や古代道路の用途など、興味深い内容の講座でした。

博物館内の図書講座室で、講師の白沢さんが20名の参加者の前で話をしている

事前予約をしていただいた皆さんの他に立ち見のお客さんもいらっしゃって、会場は満席でした。

身振り手振りをしながら、話をする講師

講師の白沢さん。穏やかな口調で分かりやすく説明してくださいました。

スクリーンに映る画像を見入る聴講者

皆さん真剣に講師の話に耳を傾けています。メモをとったり、うなずきながら聞く方もいらっしゃいました。

スクリーンの横で話をする講師と話しを聞きながらメモを取る聴講者

最後に、道路は近世まで人と人とが触れ合う場所だったのに、近代以降目的地への交通手段となり、速く到着することを良しとするようになってしまった事、道路は軍事目的に利用される場合がある事などの説明がありました。道路をいかに使うかは、使う私達にかかっているんだと感じました。

質問もいくつかあり、和やかな雰囲気で講座を終えることができました。これも講師の白沢さんの人柄だと感じました。参加者の皆さんにも好評で、また是非開催してほしい、との声が多く聞かれました。参加者の皆さん、県立歴史館の白沢さん、鈴木さん、本当にありがとうございました。

「古田人形操り体験会」を開催しました!

2025(令和7)年6月15日(日曜日) 曇り時々雨

「古田人形操り体験会」を開催しました。このイベントは町の伝統芸能である「古田人形芝居」を多くの皆さんに親しんでいただこうと、初めて企画したものです。古田人形芝居は、江戸時代中期に始まり、現在は「古田人形芝居保存会」によって伝統が継承されています。当日は保存会の皆様にお越しいただき、実際に操り方を教えていただきました。

人形が3体並んでいる。左から男性の飛脚、大人の女性のお弓、女の子のお鶴。

今回は「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」に使用されるお弓、お鶴、飛脚を使わせていただきました。

古田人形保存会の方がお弓を操っているところ

まずは保存会の皆さんがお手本を見せてくださいました。古田人形は右手と頭、足、左手を三人で担当します。三人が心を合わせないと動きがバラバラになってしまいます。

中学生の男子生徒が飛脚を操っている。周りで保存会の方がアドバイスをしている

箕輪中学校の古田人形部に所属する生徒さんも参加してくれました!

女の子二人と保存会の方1人でお鶴を操っている。子供たちは嬉しそうに笑っている

指の関節まで動かす事ができます。上手にできて、思わず笑顔がこぼれます♪

若い女性1名と保存会の方2名でお弓を操っている。みんな楽しそうに笑っている

保存会の皆さんも楽しみながら指導してくださいました。

初めての試みでしたが、約20名の皆さんにご参加いただき、賑やかに体験会を開催することができました。近くで見ると人形も大きく感じて、初めて触ってみた方も興味を持ってくださったので嬉しかったです。この体験会は来年2月にも開催予定ですので、今回参加できなかった方は、次回是非お越しください!参加者の皆さん、古田人形芝居保存会の皆さん、本当にありがとうございました。

7月12日(土曜日)午後7時30分から上古田公民館で「古田人形芝居 上古田公演」が開催されます。人形芝居を近くでみられる絶好の機会ですので、是非ご来場ください!

「電気機関車ふれあいデー」を開催しました!

025(令和7)年5月5日(月・祝) 晴れ

 「電気機関車ふれあいデー」を開催しました。このイベントは毎年この時期に開催していますが、昨年度はリニューアル開館準備で行なえなかったため、2年ぶりの開催となりました。天候にも恵まれ、100名を超える皆さんにお越しいただき、楽しいひと時になりました♪

電気機関車をみる機関車保存会の皆さんと参加者親子

機関車保存会の皆さんが事前に機関車周辺の整備をして下さり、当日も汽笛の準備や運転方法を教えてくださいました。

硬い切符の発券体験をする親子。ダッチングマシーンで日付を印字している

機関車に乗る前に、硬券の乗車券の発券体験をしていただきました。ダッチングマシーンで日付の印字体験も!アナログも味があって楽しいですね。

電気機関車の運転席の窓から車掌の帽子をかぶり、ピースをしてこちらを見る男の子

発券した切符を車掌さんに切ってもらって機関車に乗車!車掌さんの帽子をかぶってピース!きまってます💛汽笛体験もあり、大きな音に驚いた子もいましたが、みんな笑顔で「楽しかった!」と言っていました。

電気機関車の前でカメラに収まる4人兄妹

機関車に乗ってみんなでポーズ!ステキな笑顔です♪

電気機関車のペーパークラフトを作成中の親子

お子さんには「ED19」のペーパークラフトもプレゼント♪真剣に制作中です。

完成したペーパークラフトを前にピースをする親子

完成!!かっこいい機関車ができました。頑張ったね!!

気持ちのいい五月晴れの中、親子や友達、さらには機関車好きの方まで、多くの皆さんにお越しいただき、機関車に親しんでいただけたので、とても楽しい一日になりました。

参加者の皆さん、機関車保存会の皆さん、サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

また、エントランスの「なつかしのミニ鉄道展」は6月15日(日曜日)まで展示していますので、是非ご来館ください!

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 博物館文化財係
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-3
電話番号:0265-79-4860
ファックス:0265-79-4860

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