みのはくDiary(2022年度)

更新日:2024年12月24日

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しばらく休館します

2023(令和5)年3月30日(木曜日) 晴れ

赤色のポストが設置された左に6段の階段と右にスロープが設置されたオフホワイト色の外壁の箕輪町郷土博物館の建物外観の写真

 箕輪町郷土博物館は、耐震改修工事を含むリニューアル工事のため、令和5年4月~令和6年秋頃まで休館いたします。ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。
 なお、博物館への各種届出、申請、冊子販売、出前講座の申し込み、埋蔵文化財の届出等は以下の仮事務所で行います。また、博物館開催の講座は引き続き実施致します。文化センター展示ホールでミニ展示も企画しています!詳細は町広報誌、プレスリリース、新聞、みのわメイト等でお知らせしますので、そちらをご覧いただきますようお願い申し上げます。

仮事務所

〒399-4601
長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-1
産業支援センターみのわ オフィス1
電話:0265-79-4860(ファクスはありません)

入り口前に駐車場が設けられた、ベージュ色と黒色の外壁で2階建ての仮事務所となる産業支援センターみのわの建物外観の写真

 仮事務所は、博物館の向かい(西側)にある「産業支援センターみのわ」の1階に設置します。お気軽にお越しください!

 昭和49年の開館以来、多くの方にお越しいただきました。心より感謝申し上げます。しばらく展示を見ることが出来なくなりますが、地域の皆様により一層愛される博物館を目指して頑張る所存ですので、今後とも箕輪町郷土博物館をよろしくお願いいたします。

町内の小学3年生が見学にきました!

2023(令和5)年2月28日(火曜日) 晴れ

 今月は、町内の小学校の3年生が社会科の「昔のくらし」の授業に来てくれています。今日は、箕輪西小学校の3年生が見学に来てくれました。この授業は、昔の暮らしを学ぶもので、博物館にある昔の道具を実際に用い、体験してもらうものです。こうした体験を通じて、昔の道具は現在使っている道具の原型であることや、昔の暮らしは今と比べると不便ですが、物を大切に使い、みんなで協力し合って生活していたことなどを知っていただけたら嬉しいです。普段手にしない道具を体験して、子供たちの笑顔があふれた授業になりました。

畳敷きの昔の住宅の中に囲炉裏などの道具が設置された館内で、女性スタッフから説明を受けている白色の帽子を被った児童たちの後ろ姿の写真

民俗の部屋の入り口には、昔の家の玄関を使っています。この入り口は、人が出入りする戸の他に、全体が開く構造になっています。なぜ、こんな構造になっているのかな?

畳敷きの昔の住宅の中に設置された囲炉裏の傍に女性スタッフが立って説明を行っているのを、白色の帽子を被った児童たちが熱心に聞いている後ろ姿の写真

約150年前に作られた囲炉裏の部屋が再現されています。なんとなく懐かしいですね。

他の児童や先生が見ているなか、短くカットされた3本の竹を藁紐で縛った背負子を、青色のジャンパーを着た児童が背負っている後ろ姿の写真

薪を山から背負ってくる時に使う「しょいこ」を背負ってみます。重いかな?

豆炭で火をおこした小さな火鉢の上に、女児が手をかざしている体験の様子写真

豆炭で熾(おこ)した火の暖かさを体験しています。「あったか~い」「手が温まる」といった感想が聞かれました。

他の児童が見ているなか、オレンジ色のマントを試着した児童が前に立っている写真

冬の防寒着「マント」を試着中。「思ったより暖かい」との感想がありました。

1時間の授業でしたが、昔の道具を体験して驚いたり、笑ったりの楽しい時間になりました。来館してくれた小学生の皆さん、ありがとうございました。

松島王墓の地中レーダー探査が行われました

2023(令和5)年2月1日(水曜日) 曇り

 県史跡になっている松島王墓古墳の地中レーダー探査調査が行われました。調査は、東海大学文学部の北條芳隆先生と大学院生史学専攻の白川美冬さん、歴史学科の鈴木晃太朗さんの3名で行いました。松島王墓古墳は町内唯一の前方後円墳ですが、発掘調査等はされておらず、副葬品等もみつかっていないため、謎の多い古墳です。この古墳の謎を解明するべく地中レーダー探査を行っていただきました。
 詳細な調査はこれからですが、現場では後円部に石室らしきものがありそうだとの事で、歓声が上がりました!!今後の結果が楽しみです。

地面に薄っすらと雪が残った細い木が立っている急勾配に、2名の男性と1名の女性が立ち、機械を動かして地中レーダー探査調査を行っている様子の写真

 後円部をグリッド状に探査していきます。この機械はカナダ製で、工事等で地下を掘削する時に水道管等がないか調べるための機械だそうです。

木々が生えている急勾配の古墳の上を、車輪がついた機械を3人がかりで動かし地中レーダー探査調査を行っている様子の写真

斜面ばかりなので、機械をまっすぐ進めるのも一苦労です。

左右に2種類の波形が表示されている、地中レーダー探査調査を行った機械のモニター画面の写真

地下の様子はこのモニターで確認しています。赤くなっている場所が、何かありそうな怪しい箇所です。

 当日は、風が強まって寒い日でしたが、私達職員も夢中になって探査を見守りました。王墓の謎に迫る一歩になってほしいですね!
東海大学の皆さん、寒い中本当にありがとうございました。

文化財パトロールを実施しました

2023(令和5)年1月27日(金曜日) 雪

 本年度も「文化財防火デー」にあわせ、文化財パトロールを実施しました。このパトロールは、文化財の所有者の方、消防署職員、文化財担当職員が立ち会って行い、火災等の非常時への対応を確認しています。
 今回は、無量寺(北小河内)と松島神社(松島)の2か所で点検を行いました。現地では、文化財に指定されている仏像や建築物等の確認と、火災を想定した消火器による初期消火対応、消火栓からの放水動作を確認しました。

斜めに雪が降っている寒い中、防寒着を着た2名の担当者が、無量寺のスタッフが開けた文化財のある建物の扉の中に入って行こうとするパトロールの様子の写真

無量寺の放光殿を点検しています。

文化財が眠っている建物の屋外で、2名の無量寺のスタッフが見ているなか防寒着を着た担当者と一緒に消火器の確認作業を行ている様子の写真

無量寺放光殿の横の消火器を、無量寺の住職さん、消防署の方と共に確認をしています。

松島神社の建物内に設置された消火器を、オレンジ色の防寒着を着た消防署の担当者と女性スタッフが確認作業を行っている様子の写真

 松島神社内の消火器も確認しています。松島神社の総代さんが大勢集まってくださり、防火意識の高さを感じました。
 箕輪の文化財は所有者の皆さんによって守られています。先代から受け継いだ素晴らしい文化財を後世に残すために、私たちも意識を高めていきたいと思います!

文化財所有者の皆さん、消防署の職員さん、ありがとうございました。

箕輪北小学校に行ってきました

2022(令和4)年10月28日(金曜日) 晴れ

 箕輪北小学校6年生の歴史の授業に行ってきました。これは、当館が出前講座として実施しているもので、北小学校から箕輪の歴史を子供たちに教えてほしい、との依頼を受けてお邪魔することになりました。
 今回は、夏休み前に箕輪町の縄文時代・弥生時代を紹介したのに続いて2回目の授業でした。古代(古墳時代・奈良時代・平安時代)をテーマに話をしました。

前方の黒板の前に資料が映し出されたスクリーンが設置され、自席に座った児童たちが左前に立つ男性の説明を聞いている後ろ姿の写真
前方に設置された机の上に土器の様な物が置かれ、教室の左前に立っている男性の話を、自席に座った児童たちが熱心に聞いている様子の写真
教室の左前に立っている男性の話を、自席に座った児童たちや教室の後ろに立っている先生が聞いている様子の写真

みんな真剣に話を聞いてくれています。

教室の前方に設置された長机の上に、ところどころ修復された壺形土器、椀形土器、甕形土器が左から並んでいる写真

 町内にある古墳や遺跡を紹介し、出土した土器や古墳の副葬品の実物を見ていただきました。
 「すごーい」「何でできてるの?」など様々な感想がありました。
 箕輪の歴史は決して単独であるのではなく、日本の歴史の流れの中にあり、さまざま影響をうけながら存在していたことが伝わってくれたら嬉しいです。次は中世~近世の話で近々お邪魔します!!

北小学校の皆さん、ありがとうございました。

「秋の天体観察会」を開催しました

2022(令和4)年9月24日(土曜日) 曇り

 毎年恒例の「秋の天体観察会」を開催しました。台風の影響で前日は終日雨ふりでしたが、この日は朝から晴れ!今夜は星の観察ができると楽しみにしていました。ところが、夕方から曇り空になり、屋外での星の観察はできなくなってしまいました…。しかし、講師の天体観察企画「すばる」代表の野口さんが、館内でスクリーンを使って惑星や星雲の話を分かりやすく解説してくださいました!

壁に大きな絵画作品が設置された館内に横長の椅子やパイプ椅子が設置され、右前方に立つ講師の方の話を椅子に座った参加者が聞いている後ろ姿の写真

 参加者はコロナ感染予防のため、限定20名とさせて頂きました。参加できなかった方には大変ご迷惑をおかけしました。来年は人数制限をせずに開催できるといいな、と思います。

資料が映し出されたスクリーンの右側に立つ黄色のシャツを着た野口先生の話を、熱心に聞いている参加者の後ろ姿の写真

講師の野口先生の説明は分かりやすくて、楽しい!!

赤色の照明が照らされ薄暗くなった館内にスクリーンが設置され、アンドロメダ星雲が映し出されている写真

アンドロメダ星雲までの距離、230万光年!!想像がつきません。

アンドロメダ星雲が映し出されたスクリーンの右側に立つ野口先生が身振り手振りで説明している様子を、参加者が熱心に聞いている後ろ姿の写真

 皆さん、先生の話に熱心に耳を傾けています。
 あいにくの天気になってしまいましたが、先生の解説のおかげで宇宙のロマンを感じることが出来ました。野口先生、参加者の皆さん、ありがとうございました。

土器を3Dスキャン!

2022(令和4)年9月7日(土曜日) 曇りのち小雨

 箕輪進修高校のクリエイト工学科3年生3名が、当館所蔵の土器や土偶を3Dスキャンしてくれました。この学科とは同校の小林先生を通じて3年前からお世話になっていて、3年前にクリエイト学科の生徒が作った映像装置に、毎年文化財や展示物を紹介する動画や箕輪学クイズ、福笑いなどのコンテンツを追加していただいています。今年は例年のコンテンツの追加に加えて、同校に新しく導入された3Dスキャン装置を使って土器や土偶をスキャンし、3Dプリンターで出力してレプリカを作ってみる事になりました。今回はそのための作業に来てくれました。

長机の上にノートパソコンと黒色の回転台の上に置かれた土器が置かれ、椅子に座った作業着を着た男子学生が3Dスキャン装置を持ちスキャンしている様子の写真

回転台の上に土器をのせ、回転させながら土器をスキャンしていきます。

L字型に設置された簡易テーブルの上にノートパソコンと黒色の回転台の上に置かれた土器が置かれ、2名の男子学生とスマートフォンで撮影している男性が見ているなか、作業着を着た男子学生が3Dスキャン装置を使って土器をスキャンしている様子の写真

角度を変えて様々な方向からデータをとります。

簡易テーブルの上に置かれたノートパソコンの画面に、男子学生がスキャンした土器が映し出されている写真

とったデータがパソコンの画面に映し出されました。アナログ人間の私は、この映像だけでも感動です!!

3Dスキャン装置を持った男子学生が、白シャツを着た女性が持った土偶の底をスキャンしながらパソコンの画面を見ている様子の写真

底部も丁寧にスキャンします。

黒色の回転台の上に置かれた小さな土偶に3Dスキャン装置をあてた男子学生が、パソコンに映し出された画面を見ながらスキャンを行っている様子の写真

小さな土偶も上手にスキャンしていました。
どんなものができるのか、私たちも今から楽しみにしています。
箕輪進修高校の皆さん、ありがとうございました。

「私の光景切り取り講座」を開催しました

2022(令和4)年9月3日(土曜日) 雨のち曇り

 「私の光景切り取り講座」を開催しました!
 この講座は、町内在住の木彫工芸家 中澤達彦さんから自分のお気に入りの光景を切り取る(スケッチする)方法を学ぶ講座です。昨年も企画した講座でしたが、コロナウィルス感染拡大により中止になってしまったため、2年越しの講座開催となりました。
 当日は朝からあいにくの雨でしたが、雨の合間を見て外へ出かけ、思い思いの光景をスケッチする事が出来ました。

絵画作品が展示された館内で、前方に立つ帽子を被った男性講師の話を椅子に座った参加者が聞いている写真

 まずはじめに、館内で描き方のポイントを教えていただきました。

紫陽花の花が咲いた屋外で、座っている母親と立っている女の子がスケッチを行っている様子の写真

 外へ出てお気に入りの光景をスケッチします。

紫陽花の花の前で女の子や作業着を着た男性と中澤講師が間隔をあけて立ち、スケッチを行っている様子の写真

 みなさん真剣です。

ピンク色のリュックを背負いキャップを被った女の子と母親が中澤講師と話をしている後ろ姿の写真

 中澤さんにアドバイスをいただきながら、自分だけの絵を仕上げていきます。中澤さんは、「絵に上手い下手はない。素直に見たもの、感じたものをうつせばいい。」との事でした。

 参加された皆さんは、見たもの、感じたものをスケッチし、自分だけの光景を切り取っていました。描き終った後の皆さんの素敵な笑顔がとても印象的でした。
 参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

箕輪中部小学校4-2「私達の地区の身近な歴史」に行ってきました

2022(令和4)年8月31日(水曜日) 曇りのち晴れ

 箕輪中部小学校4年2組の「私達の地区の身近な歴史」の現地見学に行ってきました!
このクラスでは、みのわ祭りで踊る「箕輪ワクワクソング」の中の歌詞に「遺跡城跡…」というフレーズがあることに気がつき、箕輪町にある遺跡や城跡ってどんなものがあるのか見てみたい!ということになったため、担任の宮原先生から博物館に相談があり、出前講座として一緒に見学することになりました。

 当日は、福与城跡(福与)、源波古墳(長岡)、上ノ平城跡(南小河内)の3か所を町のバスで巡りました。3か所とも天竜川の東側の地域なので、天竜川の西側に住んでいる子供たちは初めて訪れた子も多く、みんな目を輝かせて福与城跡の堀や源波古墳の内部を見学していました。
 最後に上ノ平城跡へ行き、説明を聞いた後、本丸の芝生の上で走ったり、シロツメクサを摘んだりしながら、自由な時間を楽しんでいました。初秋の心地よい風に吹かれながら、子供たちの笑顔に癒されたひとときでした。

大きな山や周囲に木々が生えた自然豊かな芝生広場で、白色の帽子を被った児童たちが集合したり歩いたりしている写真
黒い雲がたちこめてきた自然豊かな芝生広場で、白い帽子を被った児童たちが走り回って遊んでいる様子の写真
遠くに住宅が見渡せる高台の芝生広場で、4名の女子児童がシロツメクサを摘んでいる様子の写真

 箕輪中部小学校4年2組の皆さん、本当にありがとうございました。

「夏休みチャレンジ講座」を開催しました

2022(令和4)年8月6日(土曜日) 曇りのち晴れ

 夏休み恒例の「夏休みチャレンジ講座」を開催しました!

勾玉作りに挑戦する、夏の人気イベントでしたが、コロナ感染拡大のため昨年までの2年間は勾玉作りキットの販売と縄文土器のペーパークラフトの配布のみでした。しかし、今年は感染対策をしながら、3年ぶりとなる勾玉づくり体験講座を開催しました。また、当日参加できない人のために、勾玉作りキットやペーパークラフトも並行して販売・配布しました。

チェック柄の帽子を被った子供が、ブロックで高麗石を削っている様子の写真

当館では、体験用の勾玉の石として加工しやすい「高麗石」を使います。
形を石に下書きし、それに沿ってブロックを使って削ります。頑張れ~!!

緑色のシャツを着た男の子がブロックの角を使って高麗石を削っている様子の写真

ある程度削れたら、紙ヤスリでこすって調整します。

赤色のシャツを着た子供が、ブロックで削った高麗石を両手で持って調整している様子の写真

丸みを帯びてきたら、水ヤスリを使ってピカピカに

ピンク色の帽子を被った子供が、水が入った洗面器の中に手を入れて削った高麗石をピカピカにしている様子の写真

ひもとビーズを通して完成です!!!
上手にできました

グレー色のシャツを着た子供が、穴をあけた勾玉に紐と黄色のビーズを通して完成した高麗石を首にかけている写真
チェック柄の帽子と黒色のキャップを被った2名の子供が、完成した勾玉をカメラに見せている写真

中にはハート形や星の形にした子もいました。

白とピンク色のボーダー柄のシャツを着た女の子が、ハート型に成形した石に2つの赤色のビーズと紐をとおして首にかけた様子をアップで撮影した写真
緑色のシャツを着た男の子が、星型に成形した石に青色と黄色のビーズと紐をとおして首にかけた様子をアップで撮影した写真
完成した勾玉を右手で持ったグレー色のシャツを着た子供と、ハート型に削って完成し首にかけた白とピンク色のボーダー柄のシャツを着た女の子の写真
星型に削り青色と黄色のビーズと紐をとおして首にかけた、緑色のシャツを着た男の子の写真

みんな素敵なアクセサリーができました。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

「箕輪学かるた」に詠まれた場所めぐりを開催しました

2022(令和4)年7月3日(日曜日) 曇りのち小雨

マイクロバスに乗って「箕輪学かるた」に詠まれた場所を巡りました。
後半小雨もぱらつきましたが、町内から12名の方が参加されました。

急勾配の坂沿いにある苔が生えた大きな石の前で、帽子を被った参加者たちが紺色のキャップを被った男性の話を熱心に聞いている写真

下古田のヒカリゴケを見学しました。黄緑色に光るヒカリゴケに参加者の皆さんも見入っていました。

お地蔵様が祀られている赤色の屋根のお堂の前に立つ男性の話を、参加者たちが聞いている様子の写真

日を限って願い事をすれば叶えてくださる、と言われる十沢地蔵尊(長岡)の前で説明があり、みんなでお参りをしました。

2本の大きな木の間に立つ説明板と加集氏の墓の前で参加者たちが立ち、右手を伸ばして説明している男性の話を聞いている写真

最後に加集氏の墓(木下)を見学しました。江戸時代初期、箕輪で代官を務めていた加集氏は、新田開発などを進め、領民に慕われたお代官様でした。加集氏が去った後も、住民たちの手で守り続けたお墓です。

この他に澄心寺(三日町)にもお邪魔しました。あいにくの雨で山津波が起きたという沢は見られませんでしたが、ご住職さんのご厚意で本堂を見せていただき、山津波の際に土に埋まった柱の線などを拝見しました。澄心寺の皆さん、ありがとうございました。

今回の参加者の皆さんは、初めて訪れた場所もあったとの事で新たな発見もあり、皆さんとても楽しんでくださったようです 参加者の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。

「箕輪学かるた」は、町内の名所を楽しみながら知ることができるかるたです。町郷土博物館で1箱1,000円で購入することができます。ご興味ある方は是非博物館にお越しください!

「電気機関車ふれあいデー」を開催しました

2022(令和4)年6月5日(日曜日) 曇り時々晴れ

 6月5日(日曜日)に「電気機関車ふれあいデー」を開催しました! コロナ感染予防対策のため、1グループ30分に区切って電気機関車ED19-1と博物館を見学しました。

展示されている電気機関車ED19-1の前で、ヘルメットを被った4名の子供たちと2名の男性がキャップを被った機関車保存会の男性から説明を受けている様子の写真

説明をしてくれたのは機関車保存会の皆さんです。
参加者の皆さんも熱心に耳を傾けています。

電気機関車ED19-1の運転席で、ヘルメットを被った子供が青色のシャツを着た男性から運転操作を教えてもらっている様子の写真
電気機関車ED19-1の運転席で、駅員の帽子を被った子供が青色のシャツを着た男性から運転操作を教えてもらっている様子を外から撮影した写真

内部の構造や運転操作の方法などを説明してくださいました。お子さんも興味津々です!

電気機関車ED19-1の運転席に座り駅員の帽子を被った子供が、ポーズをとっている様子を外から撮影した写真

駅員さんの帽子をかぶって、はい、ポーズ!かっこいい~

屋外に展示されている電気機関車ED19-1の前で、6名の機関車保存会の皆さんが並んでいる写真

今日、お世話になった機関車保存会の皆さんです。

60名を超える皆さんが参加してくださり、久しぶりに機関車のイベントが開催できて、とても楽しい一日になりました。
機関車保存会の皆さん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

「わくワークみのわ」に参加しました

2022(令和4)年5月31日(火曜日) くもり時々雨

 箕輪中学校で「わくワークみのわ」(職場ミニ体験学習)が行われ、博物館も参加しました!!町内外の19事業所が集まり、2年生の皆さんに仕事の説明をしました。博物館では、土器の接合や古地図調査の体験等をしていただきました。

体育館内の箕輪町郷土博物館と書かれたボードの前に座った水色のジャージや体操服を着た10名の生徒たちが、向かい合って立つ女性の説明を聞いている写真
水色のジャージや体操服を着た10名の生徒たちが、箕輪町郷土博物館と書かれたボードに貼られたポスターを指さしながら話をしている女性の説明を熱心に聞いている写真

 1グループ5分という短い時間で、仕事内容を知っていただくのは難しかったのですが、生徒の皆さんは熱心に耳を傾けてくれました。話す方も必死ですが、メモを取る生徒さんも必死です。

土器の欠片が入ったケースが置かれた長机の周りに5名の生徒が集まり、担当者と土器の接合を行っている様子の写真

 土器の接合では、本物の縄文土器を接合しました。かけらで出土する土器片を、ひとつずつ組み合わせて土器の形にするのは、根気のいる仕事です。

 なかなか上手に仕事の内容を伝えることはできませんでしたが、皆さんの真剣な表情に、私たちもパワーをいただきました。部活や勉強で忙しい日々だと思いますが、息抜きに博物館にも遊びに来てください!お待ちしております♪

電気機関車(ED-19)の下部を洗浄しました

2022(令和4)年5月28日(土曜日) 晴れ

 6月5日(日曜日)に行われる機関車ふれあいデーを前に、電気機関車の下部を洗浄していただきました!

青色のタオルを頭に巻いた男性が、高圧洗浄機で電気機関車ED-19の車輪がついた下部分を洗浄している様子の写真
青色のタオルを頭に巻いた男性が、電気機関車ED-19が展示されている線路を右手に持った高圧洗浄機で洗浄している様子の写真

 高圧洗浄機で洗浄してくださいました。

埃や砂で汚れた電気機関車ED-19下部分の洗浄前の写真

 洗浄前

高圧洗浄機で洗浄してきれいになった電気機関車ED-19下部分の写真

 洗浄後。とてもきれいになりました!!

 博物館では、6月5日(日曜日)に「機関車ふれあいデーを」開催します!
 (9時~16時)
 世界に1台しかない電気機関車ED-19の内部公開や博物館への入館が無料になります。また、ED-19の45分の1の模型も展示します。
 コロナ対策として30分ごと時間を区切り、グループずつの見学となります。見学を希望される方は事前に予約が必要になりますので、箕輪町郷土博物館(0265-79-4860)までご連絡をお願いいたします。
 皆さんのご来館をお待ちしております

探鳥会を開催しました

2022(令和4)年5月21日(土曜日) 曇りのち小雨

 本年度の博物館の最初の行事である「探鳥会」がながた自然公園周辺で行われました。
 あいにくの天気で肌寒い朝でしたが、町内外から約40名の方が参加され、そのうち、お子さんも7名参加してくれました。

山や森などの自然に囲まれた細い道路上で、キャップを被った男性の話を参加者が聞いている写真

講師は、日本野鳥の会伊那谷支部の小沢勝美さんと吉田保晴さんです。

木々に囲まれた道路上で、ガードレールの内側に立つ参加者たちが持ってきた双眼鏡で同じ方向を見ている様子の写真

今年度もスコープではなく、各自が持参した双眼鏡で野鳥を観察しました。

車が駐車されている広場で、参加者たちが集まって男性講師の話を聞いている写真

 最後に観察できた野鳥を確認しました。今回は寒かったため、観察できた鳥は20種類でした。しかし、ウグイスやカッコウが美しい声で鳴いていて、久しぶりに自然の音に耳を澄ましていたら、とても清々しい気分になりました!また、ハクセキレイをじっくり観察することもできました。かつて冬鳥として伊那谷にやって来ていたハクセキレイですが、今では一年中見ることができる鳥になりました。

野鳥の声や姿に心が癒された朝でした。

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ課 博物館文化財係
〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10286-3
電話番号:0265-79-4860
ファックス:0265-79-4860

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