認知症とは?
はじめに
年齢にかかわらず誰もがなり得る認知症について、一人ひとりが「自分ごと」として理解する必要があります。
認知症になってからも、本人の意思が尊重され、住み慣れた環境で自分らしく暮らし続けることができるよう、認知症や認知症の本人についての理解を深めることが大切です。
認知症とは?
「認知症」とは、様々な病気により、脳の働きが少しずつ悪くなり、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、生活に支障をきたした状態をいいます。今日、認知症は、誰もがなり得ると考えられています。
「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い
年を取れば誰でも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが苦手になったりしますが、このような「加齢によるもの忘れ」と認知症は違います。
加齢によるもの忘れ
・体験したことの一部を忘れる。
例)朝ごはんを食べたことは覚えているがメニューが思い出せない。
・もの忘れの自覚がある。
・症状は極めて徐々にしか進行しない。
※ここに挙げたものは一例です。
認知症によるもの忘れ
・体験したことのすべてを忘れている。
例)朝ごはんを食べたことは覚えていない。
・もの忘れの自覚がない(初期には自覚があることが少なくない)。
・症状は進行する。
※ここに挙げたものは一例です。
認知症の主な種類
アルツハイマー型認知症
長い年月をかけて脳内にたまったアミロイドβ等の異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、脳に萎縮が起こるアルツハイマー病が原因となり発症する認知症です。初期では、昔のことはよく覚えていますが、最近のことは忘れてしまいます。徐々に進行し、やがて時間や場所の感覚がなくなっていったり、状況に応じた判断がこんなになったりします。
血管性認知症
脳梗塞や脳出血によって一部の神経細胞に十分な影響や酸素が行きわたらなくなる脳血管障害が原因となり発症する認知症です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が主な危険因子です。脳血管障害が起こるたびに段階的に進行します。また、障がいを受けた部位によって症状が異なります。
レビー小体型認知症
「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク室が脳内を中心に蓄積しながら、神経細胞が破壊されるレビー小体病が原因となり発症する認知症です。現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり筋肉が固くなったりといった症状が現れます。歩幅が小刻みになり、転びやすくなります。
前頭側頭型認知症
脳の前頭葉や側頭葉で、神経細胞が減少して脳が萎縮する前頭側頭用変性症が原因となって発症する認知症です。感情の抑制が効かなくなったり、社会のルールを守れなくなったりといったことが起こります。
その他
他の病気や薬の影響などで、認知症のような症状があらわれる場合もあります。治療によって改善できるものが少なくないので、自己判断をせず、早めに受診しましょう。
例)甲状腺機能低下症、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、うつ状態など
認知症の初期症状は?
認知症ではないかと思われる言動として、以下の例が挙げられます。思い当たる言動が複数ある場合は、認知症の初期症状かもしれませんので、専門医や専門家にご相談ください。
もの忘れがひどい
・今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。
・同じことを何度も言う・問う・する。
・しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている。
・財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。
判断・理解力が衰える
・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。
・新しいことが覚えられない。
・話のつじつまが合わない。
・テレビ番組の内容が理解できなくなった。
時間・場所がわからない
・約束の日時や場所を間違えるようになった。
・慣れた道でも迷うことがある。
人柄が変わる
・些細なことで怒りっぽくなった。
・周りの人への気づかいがなくなり頑固になった。
・自分の失敗を人のせいにする。
・「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた。
不安感が強い
・ひとりになると怖がったり寂しがったりする。
・外出時、持ち物を何度も確かめる。
・「頭が変になった」と本人が訴える。
意欲がなくなる
・下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。
・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった。
・ふさぎ込んで何をするのも億劫がり、嫌がる。
これって認知症?診断を受けたいと思ったら?
1.まず、かかりつけ医へ相談しましょう。
2.かかりつけ医がいない場合は、箕輪町地域包括支援センターへ相談しましょう。
3.受診の際に医師に伝えるポイント
日常生活で困り事を具体的に伝えるのが大切。メモに書いておくと伝えやすいです。
認知症の初期症状を参考にしながらメモなどに出来事を残しておきましょう。
困ったら地域包括支援センターへご相談ください
地域包括支援センターとは?
高齢者のみなさんが住み慣れた地域で、安心してその人らしく暮らし続けることができるように、健康や福祉、介護などに関する相談を受けたり、その人の身体状況に応じたアドバイスを行うなど、高齢者のみなさんが自立した生活を続けていくことができるよう支援します。
箕輪町地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー、作業療法士、理学療法士などの資格を持つ専門スタッフが相談などに対応します。

場所・営業日時
場所:箕輪町役場福祉課内
営業日:月曜日~金曜日(土日祝日休み)
営業時間:8時30分~17時15分
お問い合わせ
この記事に関するお問い合わせ先
福祉課 高齢者あんしん係
〒399-4695 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10298
電話番号:0265-70-6622
ファックス:0265-70-6699
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更新日:2026年02月17日