ガイドブック 東山山麓 歴史の道

信州みのわ 東山山麓歴史の道ガイドブック - 箕輪町図書館蔵書のデジタルアーカイブ


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石造文化財」で、宝暦13年像ぞ坐ざ彫ぼ浮う音の観かんんきりうわ沢ざ焼失を免れた石製本尊(薬師如来)・釈迦如来・銅鏡等が近くの郷ごう公民館に安置されています。かん音のん原ばらの石造物群観ん輪り意い観音原には30基近い石仏があります。最も古い石仏は「如にょりん鐘しょう院いん跡林風景山林鐘院は、かつて福与にあったお寺で、明治6年(1873)に福与村が寺の堂宇を借りて「育才学校」を開いた場所です。しかし、明治21年(1888)に火災に遭い、建物は焼失してしまいました。今は、(1763)の造立です。これは女性の寄進によって作られた石仏で、今でも4月半ばに、吹き流しを立ててお祝いをしています。福与区─●◆伝説「山の神と竜神」昔、村人が山争いをしていました。これを見た山の神と竜神は怒って、僧2人に所かまわず火をつけさせました。村人は驚いて2人の僧を山へ追いやりました。しかし、山の神と竜神が、村人を懲らしめるため、この僧達に頼んで騒ぎを起こさせた事を知った村人は改心し、中の沢の入口左手に山の神を、右手に竜神を祀って仲良く暮らしました。43


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