ガイドブック 東山山麓 歴史の道

信州みのわ 東山山麓歴史の道ガイドブック - 箕輪町図書館蔵書のデジタルアーカイブ


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神社・仏閣天然記念物の建築です。二間社の流造で、装飾彫期き熟じゅくらんで、富棟58歳という爛長岡神社は、明治5年に村社となり、翌年、地名をとって長岡神社と呼ばれるようになりました。元年(1801)に完成した現和わょう享き在の本殿は、諏訪立川流の初代宮長岡神社本殿によるものねみう棟む富と郎ろ四し和わ川かわたて大工、立の龍をはじめ、社殿の周りをょう梁りこうな虹い勁けゆうで雄つ密みちで力強く、緻ん厳ごそう刻は荘で壮麗です(町有形文化財)。長き的て動どう埋め尽くす装飾彫刻は、大変躍やく岡神社の造営記録文書(町有形文化財)には、本殿が富棟以下15人の大工によって造られたことが記されています。創建当初から鞘さやを作ってあるため、保存状態も良好です。や宮み宮脇のハリギリ・長岡神社社しゃ叢そう樹高約30m、目通り周囲6.6mを測るハリギリの巨木(県天然記念物)で、推定樹齢は360年といわれています。ハリギリの巨木は、元々は全国のいたる所でみられましたが、今ではこの木が唯一のものであり、全国的にも貴重な巨木となっています。現在は、6本のワイヤーで固定するなど、度々樹勢回復措置が施されて、何とか樹勢を維持しています。また、このハリギリを含む長岡神社の荘厳な社叢は、町の保存樹木(樹林)に指定されています。26長岡区─●


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