ガイドブック 東山山麓 歴史の道

信州みのわ 東山山麓歴史の道ガイドブック - 箕輪町図書館蔵書のデジタルアーカイブ


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神社・仏閣天然記念物史跡・遺跡みなみ小お河ご内うちのカヤ南町の天然記念物で、推定樹齢は400年といわれています。幹は垂直に伸び、枝は四方に繁茂し、樹勢は旺盛です。種子の内殻にある隆起線が左巻きになっていることから、ヒダリマキガヤともいわれています。ふ済さい寺じ普寺伝によると、開山は法相宗の円聖上人(748年に遷化)で、二世大門和尚(1359年に遷化)より臨済宗となり、現在に至ると伝えられています。本堂は文化13年(1816)に再建されたもので、本堂へ続く参道や、庭園の老松が見事な景観を醸し出しています(町天然記念物)。かもが与えた寺領安堵だ利と定さ沼ぬままた、天正12年(1584)に伊那郡代の菅すがし南小河内区─●上ノ平城跡に付随すると思われる山城跡で、上ノ平城の北側を守る砦とりでの役割や、住民が一時的に避難する避難場所などの役割があったと考えられています。周辺には、他にもいくつかの山城跡が見られますが、これらは戦国時代まで使用されていたものと考えられます。19状(普済寺文書/町有形文化財)は、徳川氏の伊那谷支配を物語る大変重要な史料です。★足を延ばせば…とよの久く保ぼ豊


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