ガイドブック 東山山麓 歴史の道

信州みのわ 東山山麓歴史の道ガイドブック - 箕輪町図書館蔵書のデジタルアーカイブ


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神社・仏閣天然記念物の四間四面の建き葺ぶかやり、萱く造づ棟むねよせは、寄要文化財)が安置されています。童顔を思わせる大きな頭部や強い彫り口に特徴があるこの像は、像の大半をヒノキの一材から造った」で造られています。像の内側(膝背部)には、このづくり造ぎり矧は割わ木ぼくいち「一以下34人の名前と、仏師りだ成な忠た原わらの像の造像に関わったと思われる藤ふじの名前が記されています。また、阿弥陀如来坐像の脇侍ん範はえい・永う有ゆ覚かくである観音菩薩立像と地蔵菩薩立像(ともに県宝)も、平安時代後期の造像です。両像は像高がほぼ表現なん文も同じで、浅い彫り口の衣えど作風も似ています。中尊の阿弥陀如来坐像とあわせ三尊一具と考えてよいもので、観音と地蔵を脇侍とする数少ない遺例としても貴重です。無量寺旧阿弥陀堂かつて阿弥陀如来坐像が安置してあった旧阿弥陀堂(町有形文化財)物で、江戸時代中期の正徳・享保年間頃(1711〜1736)に建てられた北小河内区─●時代の様式を伝えている点で、大変貴重な建築です。イチイの古木一本の樹からなる宝船の形をしたイチイの古木です。樹齢は400年以上とも言われ、参拝客に「富と幸」を運んでくれるといわれています。町の保存樹木に指定されています。11)を付設しており、平安ん陣じものです。内部は、前面に礼拝空間(外げ


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