箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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手趨民数え唄一番初めは、一之官こまた日光の、東照宮三また佐倉の、宗五郎固また信濃の、善光寺五つつは出雲の、大社六つは村々、鎮守様七つは成田の、不動様八つは八幡の、八幡宮九つ高野の、弘法様十で東京の泉岳寺2一れつだんぱん一れつだんばんはれっして日露戦争はじまったさっさと逃げるはロシアの兵死んでもつくすは日本の兵五万の兵を引きつれて六人残してみなころし七月八日の戦いにハルビシまでも攻めよせてグロバトキソの首をとり東郷大将ばんばんざい3一かけ・こかけて一かけ、二かけて、三かけて四かけて、五かけて、橋をかけ橋のらんかん、手を腰にはるかむこうを、ながむれば十七八のねえさんが、花と線香を手にもってもしもし、ねえさんどこゆくのわたしは九州、鹿児島の西郷隆盛、娘です明治三年三月三日、切腹なされし父親のお墓まいりに、まいりますお墓の前で、手を合せなむあむ陀仏と、おがみますお墓のうしろで、ゅうれいがふわりふわりと、じゃんけんぽい4向う通るは向う通るは騎士さじゃないか


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