箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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霊に供養してき‘ふやかなもてなしををうける。十六日の朝お供物をかやのこもに包み川に流す。十四、十五、十六日の夜はお寺の庭や公民館の庭で老若男女を間わず、糸繰り唄(エLヨL節)、伊那節、木曽節、佐渡おけさ等を歌いながら踊る。ーまんどうは麦がら(小麦がら)を二三把穂首をたばねて編み、ふり縄を一米くらいつけたものに火をつけてふり廻す。火災の心配のない橋の上とか堤防の上、人通りの少ない道路、坂頭等でふりまわした。十四道祖神祭り(風祭り)九月一日(二百十日)辻々の道祖神に〆縄と榊を飾り、お頭家の家に酒、煮〆めを持よって道祖神祭りをした。このころは台風がくる時期であって、荒れるのを防ぐため風神様を祭る風祭りが行なわれた。上古田においては区の行事として、毎年この日には区長、同代理が代表して成亥地蔵に参拝して風除けの祈願が行なわれている。旧歴の八月十五日里芋・大豆一株づつを根つきのまま洗って、お月様に供える。秋の彼岸。九月二十日から二十六日までの七日間で、二十三日を中日とよび秋季皇霊祭として国の祝祭日であったが、戦後は秋分の白として定められた。部落によっては農繁期のため春の彼岸行事のようには行なわない所もある。十七十夜旧歴の九月十三日「十五夜に曇りがあるとも、十三夜に曇りなし」と言われている。どこの農家でも餅を揚い十4五十五号夜?十


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