箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 1067

戦後は「農休日」を設けて各種リクレーショγや家で一日休養した。八月七日七夕・七夕祭り・一月おくれの八月に行なう。里芋の葉の露をとり、墨をすって五色の紙を短冊に切ったものに、和歌・人名・野菜名・絵等を書いて青竹にむすびつける。供物は洗った一斗析、一升析、五合析、積み重ねて、季節の野菜を供える。八日の朝青竹の枝をはらって川に流す。また、この日は年に一度の墓の掃除をする。一合析をお盆(うら盆)八月十三日一月おくれの八日に行なう、七夕様が過ぎると盆花として山野から、キキョウ・アワパナ盆灯寵(オミナエγ)・ナデγコ、回の畦にあるミソハギ等の花をとる。この日にはカヤのこもを作って盆棚(精霊棚)を座敷につくり、先祖の位牌をここに移し、盆花を飾りナスの馬・新しいくるみ等の供物をする。夕方になって墓地に先祖の御霊を迎えにゆき、家のかど先で麦がら(かんば)を迎え火として焚く。御新盆(あら盆)の家では座敷の軒先に盆灯寵をつるす。十三日の夕方より区内のそれぞれ関係者はその家に御新盆見舞いに行き「御新盆でお淋しゅう御ざいます」と挨拶をして、十十


<< | < | > | >>