箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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Oホッポイヤ(鳥追い)れが節)その先に長自に切った餅(穂)をきしてつくる。(下古田)、ニガ竹かスス竹を割り、一一一叩角の餅十個程はさみ、その先へ細長い餅の穂をさしてつくる所もある。(中曽根)稲穂は歳神様に穂を下にして供える。ヤナギの木で五、六十叩の棒をつくり、握る部分を十五ほど残して皮をむき、そこへ縄かむいた皮きフセンM形に巻きつけて松根の煙でいぶしたのち、縄を取り除いてつくる。十四日の早朝、子どもはホッポイヤLホッポイヤLきょうは誰の鳥追いだ太郎どのの鳥追いか次郎どのの鳥追いか俺もちっと追ってやるホッポイヤLホッポイヤIと昨日作った鳥追棒で、家のまわりをたたいて廻る、(下古田)、中曽根では、十五日未明、ホッポンヤホッポシャ粟の鳥も米の烏もショウオイと、表裏の縁側に出て、縁側をたたきながら鳥追いをする。この鳥追いが遅れると、方々で追われた鳥がわがO家の農作物に集まって食い荒すので、早いが勝ちとしている。十ニガキOヌルデ宝一叩余に切って二つ割りとし、十四日・年取りにど飯を炊いた消炭で、平年は十二筋、閏年は十三筋Oの線を引いてつくる。粥かき棒長さ六十叩ぐらいのヤナギの棒の、手元十五叩ぐらい皮を残して先を四つ割とし、切餅二個をはさんだものを


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