箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 1046

里帰り婚礼の日から三日目に新郎、新婦と両親を伴い新婦の家に出向いて供応を受けた。両親は当日帰り新夫婦は二泊して五日自に嫁の両親を伴い帰る。今ではこの風習も廃止された。民厄年還暦の祝古稀の祝喜寿の祝米寿の祝白寿の祝銀婚式金婚式年祝の習俗男二十五歳・四十二歳女十九歳・三十三歳。厄払いの行事は男四十二歳を重視する風があり、友人親戚を招いてお日待の宴を行なう。数え年六十一歳のときの祝勺六十年で生れた時の子支に還るので、子供達は赤い頭巾またはじゅばんを贈って祝う。町公民館で町内該当者が参集して祝賀式を行なっている。七十歳のときの祝。普通の家では行なわれない。七十七歳のときの祝で喜の字の祝ともいう。子供や子分衆が集まって祝宴を行ない、祝口叩として贈るのは今では衣類・布団・テレピ・電気按摩器・座椅子等である。その家では記念品として漆器類、陶器類を贈る。町長からも祝品が贈呈される。八十八歳のときの祝。喜寿の祝と同じに祝宴を行ない、本人の手作りの口聞を配ったり、記念盃を作って、その家では親戚等に贈る。県知事より祝口聞と祝辞が贈られる。百から一とると白となるから白寿の祝という。九十九歳の祝である。結婚後夫婦共に健在のとき、二十五年闘に行なう祝結婚後、夫婦共に健在で五十年に行なう祝夫婦共に五十年健在であることは珍らしいというので五


<< | < | > | >>