箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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箕輪町連合青年会「会務報告」昭和32年なった。昭和十二年以降この年から支那事変及びそれに引続いて大東亜戦争に関連しての諸行事が特に多くなった。昭和二十年終戦以後虚脱状態となって一時、青年会本来の事業も殆ど停頓昭和二十三年頃から再び着実な歩みをはじめ真剣な活動が開始された。以後次のような事業がだんだんと行われ従来の研究会を弁論会の形にして意見の発表を行うようになった。中箕輪青年会では脱会した支会も復帰し、各村の青年会とも再び基礎が固まってきた。昭和九年農村更生面にかわって右翼的の理論も起り面目が一新されてきた。宇治山田市で行われた全国優良青年大会に県代表を派遣し、また天皇陛下の御親閲に代表を送った。また十一月二十二日の青年記念日に非常招集を行った。一方青年訓練所のしごとに一層協力するようになった。昭和十年国家意識が高まって村内各種団体との提携が緊密になった。青年訓練所及び補習学校を統合して青年学校が設けられた。青年会は積極的にこれに協力した。昭和十一年軍人送迎、講演、在営兵慰問、留守家庭勤労奉仕青年学校就学の奨励、その他いろいろの面での活動が活発に


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