箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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翼的論理が盛んに論じられ、青年会の自己批判も起り、危機が起った。分裂解体が各村におきる中で木県連合青年団では、全国青年団に自主的青年団確立運動を呼びかけて全国の青年を括目させた。このような折、中箕輪村青年会の研究会において、思想、政治が活発に論議され、白からの研さんに精励して社会浄化につながるための、現在の青年会より脱皮するべくの努力が伺がわれる。会員の学習に対する図書購入、研修会講演会、公益事業への参加、農業改良事業等を堅実に行いつつ積極的に推進している。昭和五年二月十二日に中箕輪青年会研究集会における研究課題を見ると次の通りで、活発なる論戦が展開している。4321近く選挙権を与えられる吾々われわれ青年は選挙に対し如何にあるべきか農村青年は如何なる自覚を以て政治に関心持つべきか青年の政治研究の自由獲得方策如何現段階における既成青年団を清算せんとす富田支会98765八乙女支会沢支会木下支会結婚式について松島支会現代の思想問題に対する青年の態度如何上古田支会日本を中心に起る思想問題を如何に見るか下古田支会現代社会の欠陥除去と其の方法大出支会現代に於る社会的欠陥を究明せんとす本部そのころ東箕輪村南小河内の青年会においては、区内の道路改修にともなって区民の聞に生じ中箕輪青年会報17号」昭和5年


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