箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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五評議員補選六幹事指名六月十七日午後二時於郡役所評議員開催一視察旅行の件二賛助員推薦三講演会に関する件大正九年東宮殿下の令旨奉戴し、郡連合青年会は中箕輪、箕輪、東箕輪村で第二部青年会制をとり、各種事業を行った。大正九年九月発行の上伊那連合青年会々報第一号(大正四年発行のものと第一号が二冊ある)に掲戴の東箕輪青年会模様は当時の様子をよく伝えている。その頃の青年会というものの考え方、また東箕輪地区の青年会の歴史、事業などを述べている東箕輪青年会模様(大正九年九月発行上伊那連合青年会会報第一号より)(一)入は社会と一吉うものを形成して生きてゆくその根底には協力と云う力が流れて居る。決して個々に生きらるべきものではない。そこに団体的生活の真生命が存在する。しかしながら一度作られた制度習慣は時間の流るるに従つ一て変化しなくではならぬ。人聞は流れと同じで決して一処に停滞するを許さぬ。若しも停滞するなればそこにとらわれの苦しさと古い習慣とを残すより他に何物もない。年若き我々には今までの殻を打ち破って生きてゆくべき熱とそして力と、が与えられている。世の進むに従って集団の力と相互扶助の内的要求とに依っていといきれぬ熱血の表現となったのが当東箕輪青年会である。


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