箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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となっている。中箕輪中学校では生徒進路指導協力会をつくった。協力会の内容は進路指導の諸問題を研究し、その円滑な推進をはかるものであり、協力員は、町村理事者、町村会議員、、各種産業界に関係の深い人、職場の先輩、学識経験者で構成し、当初は二二人を委嘱した。このようにして、統合中学校設立のため建築委員会を設けて、増築工事を進めた。昭和二十六年七月十二日増築工事の入札が行なわれ、次の通りであった。工事費三九六万円値上がり追加二万円、廊下三八万円、門柱一四万円が入札結果である。中箕輪町箕輪村の統合による箕輪中学校の落成式は、昭和二十七年一一一月一日におなわれた。中箕輪町箕輪村中学校組合箕輪中学校の発足である。昭和二十六年九月二十五日小学校、中学校ともに新制度による校舎建築を進めてきたが、昭和二十六年一月二十五日中箕輪小学校西分校に火災があった。物置附近から出火、体育館、中校舎、宿直室、公仕室を全焼し、音OO楽室の一部と北校舎を残した。体育館は昭和二十四年に新築したものであった。学校火災は、明治十三年、松島学校の火災と西分校の火災である。「子供にけがをさせるな、うそを教えるな、火事を出すな」というのが、教師の守るべき要件として信州教育では強く叫ばれ今に伝わっている。早速建築委員会を聞き西分校の再建に着手した。入札結果を見ると校舎二、九四八、000円体育館一、八九六、000円となっている。新築落成式は昭和二十八年一月二十三日である。PTA


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