箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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鉄針金篭並土砂堤自営工事仕様書上伊那郡中箕輪村松島字北島天竜川通右岸一据置鉄針金篭鯨一一一十一論壱本工費金三円六十九銭但壱間口当金一据置鉄針金篭猷一一一十一一頑士宮本工費金三円六十九銭但壱間口当金一据置鉄針金篭齢十一一一畑壱本工事金三円六十九銭但壱間口当金一根国鉄針金篭齢十一一繭一壱本工事金三円六十九銭但壱間口当金一根固鉄針金篭師一福士宮本工事金三円六十九銭但壱間口当金一土砂堤長四十二間諮問一編五寸壱割参分法工事金二円二十五銭但壱間口当金合計工費金四百六拾壱円五拾銭也特に箕輪村においては、天竜川の洪水によって、水団地帯ははんらんにより土砂流入、欠かいが繰返し続き、本流もいくたびか、流れをかえたので、箕輪地区の農民の苦労は大変なことであった。災害に対処するには、個々の力では如何ともいたしがたいので、箕輪村では明治二十六年十月十日村議会に「警備組条例」を提案、議決され、水防・火災の警備活動の体制を整えた。組員は箕輪村住民で男子拾七才以上三拾一才以下であり、一嬢疾不具者は除き、被一雇一人は雇一主の許可を必要としている。警備組は一一一日町・福与の二部に分れ、名誉職員として、正副組長二人、正副部長各一人で尋常小学校卒業若くは之に相当する学力を有する品行方正の二十才以上で組員の


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