箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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-立::・::条桑育ノ分モ八日目ニテ全部篭ニ移ス(大正十年春蚕)」教師を慰労し、記念品に銀盃を贈呈している。飼育法の移り変わりω行燈あんどん育大正から昭和の初期にかけて、長岡の金子護等町の一部では行燈育を採用している。高さ七尺五寸位の枠を組み、周囲に行燈のように紙を張り、その中で稚蚕を棚飼いしたものである。ω温布育同時期に、温布育といって、稚蚕時に与えた桑の萎れるのを防ぐため、給桑した上に空篭をぶせ、その上を温湿布で覆う飼育法で、昭和十年ごろまで行なわれた。助トタン箱飼育昭和十一年ごろから、温布法にかわってトタン箱飼育が始まった。蚕篭大のトタン箱の底に、握って聞くと少しくずれる程度に湿らせた砂を2個程敷いた上に掃立て、ふたをかぶせた中で二眠まで飼育した。川明条桑育条桑育という校から桑葉を落さず、そのまま給桑する飼育法は、大正末期からと思われる。写主再T条桑円「本年度は改良法ノ条桑育-一テ一枚、普通育一四枚掃O


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