箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 560

進めること、総反別の十分のこを地元に於て先取することなどが述べられている。続いて大正十年十二月十六日日向入分割整理に関する決議を関係部落の長岡、南北真志野、南小河内、北小河内、有賀、下金子、樋口、赤羽、沢底、後山、文出区各総代と管理者の湖南村長、東箕輪村長、豊田村長、中洲村長等の立会のもとで行った。この時、日向入原野三、一二九町歩が上記十二部落と、上野、小川、大熊と加わった十五部落によって、分割整理の方向にむかつた。この時の決議書には、次のように記されている。上伊那郡東箕輪村日向入山ノ内於園沢ヨリ金剛化峯迄二千三百三十七番一、原野反別六百八町歩諏訪郡湖南村字日向入山九千四百八十七番一、原野反別二千三百五十町六反歩上伊那郡東箕輪村字日向入山赤柴沢二千三百三十八番一、原野反別七十二町歩同郡同村字日向入栃久保沢二千三百三十九番一、原野反別三百六十町歩右土地ヲ実測シ左ノ方法ニ依リ区部落有ニ分割スル事そしてその分割方法については次のように定めている。一、地元ハ往昔ヨリノ功労ニ報スル代償トシテ総反別ノ内相当土地ヲ取得スル事O二、各共有部落戸数権利分率各共有区部落分率公租公課負担額分率主としてこれらのことを中心として各部落の持分を算出した。またこれらのことを定めるにあたって旧来の慣行


<< | < | > | >>