箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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競技会の状況選手集合七月十七日競技審査馬体審査七月十八日中箕輪村中箕輪小学校校庭に特設した畜舎にて入場式七月十九日午前八時より中箕輪小学校庭松平農林省馬政局長並に日本馬事会長、各県関係者出席の下で実施競技七月十九日午前一時より男子O正午より女子表彰式十九日午後実施競技審査のため上伊那農業学校生徒が応援した。また選手並に来賓接待のため、婦人会男女青年会員四十余名協力した。本競技会の成果1畜力除草を行うため、均一の畦巾を必要とする慣行の田植綱を廃し、簡易条付器を考案し、能力向上に役立った。西天竜耕地整理事業の結果を広く参加者に知らしめた。参加選手が松島区全域の農家に合宿したため、夫々各地の農業技術突換に役立った。箕輪町はその農業構造において米中心といえる。昭和四十五年度に於て、農業粗生産額に占める一位の米の収入は三八・八%を占めている。しかし隣接辰野町の四五広、伊那市の四三%等と比較すると、まだまだその割合は高いとはいえない。今後農業生産が多方面にわたっても米作の占める割合の第一位は当分続くであろう。水田の栽培作物が米作が最も有利であるという点、日本人の主食である等から稲作優位という線はくずれまい。戦後公民館の発足にともなって産業部門、殊に稲作面についての研修もさかんになってきた。戦後に普及した32


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