箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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「徴兵連名簿」の一年分をとりあえず提出の請求文と兵役に服さなくてよい者、「免役者」に関しての資料である。一小区南小河内村戸長矢島八郎殿徴兵御用大至急松本より第十七大区長一日野香々彦L別紙三通大至急取調可差出旨被仰渡候問急飛ヲ以相達シ申今日中ニ一福与村、迄(赤〉昨日松島村江出張徴兵人之委細可承侯大区長今以帰県不致無余儀帰村仕侯兼而申上置度徴兵連名之中、第一一一章規程ニ適スル身ノ丈五尺壱寸未満之者虚弱宿病不具之者官省奉職海陸軍生徒文工部開拓塾学之者嗣子承家祖孫一家之主人者勿論独子独孫父兄病気ニテ代リ家ヲ治ムル者右今日中エ御検査、明日未明ニ御申越被下度廻状至急順達周尾ヨ御返却可給候以上戸長矢島八郎⑮北小河内村印長岡村印日町印福与村出県-一付無印副戸長中大至急今晩中ニ御検査明日未明ニ御知ラセ可有之哉一家の主人、養子の者、養子の孫、HO候此事取調差出シ通リ徴兵連名心得書ヲ製来ル九月二日迄-一可仕差出尤一ヶ年分出来次第早々差出シ跡二ヶ年モ引続御差出γ可被成侯右ハ大至急三義一一付取調べ出生年月日ノミ認メ差送リ申侠都而御達シ之通ヲ心得免役連名心得ヲモ御取調置可被成者也父兄が病気の者、のようである。ここにはないが二七円を納めると免除されている。赤字で書いて、大至急村ごとの回覧をした様子がわかる。らしい資料がある。明治七年八月二十九日第十七大区長日野呑々彦一小区戸長矢島八郎殿当飛脚賃ハ此方-一テ御替候閑御払渡成ニ不及候事二、大至急区内略継(赤〉これを見ると廻状小一区戸長矢島八郎陸海軍の生徒、背の低い者、弱い者、官庁に勤める者、-人子、一人孫、第一回の徴兵検査を筑摩県では二月と十月の二回におこなったようであるが、箕輪町では二月におこなわれた


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