箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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消止メ又ハ伝火・飛火等ヲ防グモノトス第九条一梯子掛ハ梯子ヲ運転γ消口掛ノ先-一立チ軽捷ノ働キヲ成シ伝火飛火アルトキハ急速運転ヲ成ス可シ第十条一桶掛ハ旗掛消口掛ノ跡-一付キ自分懸ケ又ハ手操等番号順席ヲ追ヒ軽捷ニ運輸スル者トス第十一条一鳶口…掛ハ消口掛ト同事-一消ジ止メ焼木ヲ引出シ其他適用ノ働キヲ成スモノトス第十二条一水口…掛ハ手桶掛ノ先-一立チ水汲ノ弁利ヲ計リ川溝ノ水ヲ堤ミ汲ミ出シ好都合ヲナス可シ第十三条一留守居番掛ハ消防組操出後当部落内ヲ昼夜ニ限ラス各戸ニ付注意シ組員帰宅迄巡回ス可シ第十四条一旗・消口・桶・鳶口掛は六十才以下・役員・水口掛は五十才以下・留守居番掛は六十才以下任期は二ヶ年尚、このときの上古田の消防組合の器械は、纏一本、提灯一八丁で、判筒・水篭はないが、水篭は、各家で多く持っていたものとみなされよう。この消防組合が明治二十七年の勅令によって上古田消防組となり組員も全戸加入から年齢による集団組織となっている。(第十五・第十六・第十七・略〉第十八条一消防掛員知ラセ又ハ集ムルニ一一種一一別ツ一種ハ当部落及ビ其他ニ出火アルトキハ正全寺鐘又ハ半鐘ノ早鐘トス二種ハ交際部落ト認メ掛員ヲ繰出シ二ツ続キノ早鐘トス第十九条一第十八条ノ鐙報アル時其打方ヲ関キ各自負担ノ器械ヲ携へ現場-一急着可シ文ハ交際部落ト認ムル時ハ掲示場ニ集り成可ク同前一一発足ス可シ第二十条一交際部落ハ左ニ定ム下古田・八乙女・中原・富田・松島・木下・大出・中曽根・吹上第二十一条一此ノ規約ノ費額ハ組長-一一於テ協議会ヲ経テ賦課徴収スルモノトス第二十三条故ナクシテ不参金十銭。規約違約ハ金五銭唐沢勘左エ門⑮以下七十四名帳、梯子二丁、竜吐水一丁、水桶四ヶ、鳶口


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