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尚、このとき、消防組規約の制定をみた木下では、十九条の基本方針を決めている。木下消防組規約第一条当組合ハ木下消防組ト称ス第二条当組合ハ仮事務所ヲ高雲寺ト定ム第三条一当組合ハ毎年両度定期総集会ヲ関キ以テ事務ヲ協議スルト難モ必用ノ件アリテ役員四名以上ノ請求アル時ハ臨時会ヲ開キ定期会ヲ変更スルモ妨ケナシ但シ期日ハ二月十日・九月十日ト定ム第四条一当組合ハ左ノ役員ヲ置キ一切ノ事務ヲ管理スルモノトス一、組長一名・一、副組長一名・て幹事八名・内出納掛一名・会計掛一名・書記掛一名・一、違約謝金徴集掛四名第五条(〉は略(組合役員の再任を妨げず〉第六条(組合役員は無給)第七条一組合員タルモノハ猿リユ退組スル事ヲ不得若ツ不己得事故有リテ退組セント欲スルモノハ其事実ヲ詳記シ二名以上ノ保証人ヲ立テ組長三届出テ総役員証認ノ上之ヲ許諾ス第八条消防器械ハ各自宅-一一控へ壁クモノトス第九条一組員タルモノハ総テ役員ノ指揮ニ従フペシ第十条一耕地内ニ火災アルトキハ該場ヨリ六十間四方ヲ非常線トス第十一条一非常線以外ノ組員ハ仮令親子兄弟ノ居宅燃焼ノ場合-一及ブモ他ノ要所ヲ捨テ之ヲ助カスル事ヲ許サズ但非常線以内ノモノハ自宅ニ留ルモ妨ナシ第十二条一他耕地ノ火災一旦以内ノ場所ト認ムル時ハ必ス出行ス可キ事一旦以外ト雄モ役員ノ見込ニヨり出行セザルヲ得ザル場合ハ合図ノ半鐘ニヨリ直ニ出行スベシ第十三条(合図は半鍾、現場では役員の指揮に従え〉第十四条(水火災の現場で、ケγカ・口論をしてはいけない〉第十五条一他耕地ノ火災場ニ於テ引上ノ際ハ合図ノ笛声-一因テ帰途ニ就ク可シ第十六条一水火災害ヲ消防ノ後ハ諸器械取纏メ引上ノ際必ズ提携ス可キ事第十七条非常ノ際刷牙纏〈サシコマトイ〉高張持ニハ金三銭
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