箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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3役場の庁舎および支所の措置4小学校、公民館に関する事項八月十日第三回の三か町村合併研究委員会を行う。基本財産問題を除き、病舎、道路、橋梁、墓地、火葬場、保育所その他について、大体意見の一致を見た。町村有財産問題については、中箕輪町箕輪村は全町村有財産を新町に引継ぐ意見に対し、東箕輪村は具体的意見の発表はなかった。八月二十九日第四回三か町村の合併研究委員会を行なった。各小学校名を決定し、一史に中学校および財産問題について研究し、財産問題については、次の通りで、次回に持ち越しとなった。中箕輪町、箕輪村||財産は全部新町に引継ぐ。東箕輪村||研究中である。財産区をつくりたい。十月十四日第五回目の三か町村合併研究委員をおこなった。この目、中箕輪町、箕輪村は財産問題については、前回と同様であったが、これに対し、東箕輪村においては、村内の研究委員会から次のような答申がなされているので、自分等で変更できない。次回には村内の研究委員中から委員を多少入替えて、責任が持てる委員が出て来ることで結論がでなかった。〔東箕輪村の合併研究委員会における決定事項のうち中学校及び財産に関する事項〕第六中学校第一一、独立校とすべく統一し、必要があれば校舎は現在の建物を移転する。これにともない、四つの特別教室が小学校で不足する。二、二校制も併せて考えて見ること。三、学校林については村有林と併せて考慮すること。O財産一、山林は一部を除き財産区を設ける。(理由)-昭和十九年に知事の裁定により入会権を解消し、各部落に分割したものと同じ性質であるものを村有としたこと。(この面積四四九町九反九畝二二歩)2同じく知事裁定により「下金子部溶」が取得したものを、村氏個人から資金の拠出をして買収し村有としたものであること。ハこの面積五三町八反三畝歩〉二、その他の財産、債務は一切新町に引継ぐ。十月二十五日第六回目の三か町村合併研究委員会を行った。本日も次のような点で東箕輪と意見が相違し、妥協点が見出せなかった。一、中箕輪町、箕輪村は財産区の設置は将来に禍根を残すから全町村有財産は新町に引継ぐ。一、東箕輪村は第三者の評価あるいは人口比例により、中箕輪町と対等のものは新町に引継ぐが、残余は財産


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