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会ニ於テ再応新築ノ可決ヲナシ木下耕地人民ハ其議決ニ応ジ旧木下学舎ヲ寄附シ屡其新築ヲ請求γ亦タ御庁エ向ツテモ伺ヲナセシ事ハ郡長閣下ノ知ル所ナリ、然ルニ当路者因循之レガ執行ヲ遷延セルハ是レ県令ノ指定ニ背キ村会ノ議決ニ違フナリ、灰カニ聞グ、今回該委員会-一於テ本校指定ノ位置ヲ変更スルノ議案ヲ草セリト夫レ議会ノ事敢テ再応之レヲ決定シ猶木下耕地人民ヨリ屡其新築ヲ請求シ且学舎ヲ寄附セル等ノ点ニ就テモ更-一何等ノ沙汰無之、突然此ノ諮問会ヲ要セラルルハ如何ナル理由ノ在テ然ルヵ、我耕地人ノ大キグ疑惑ヲ生スル所ナリ翼グハ閣下前陳ノ事由御洞察アツテ速カニ本村々会閣議ヲ中止セラレ県令指定ノ位置エ新築相成候様御下命被成下度此段切一一請願仕候也明治二十二年十二月七日上伊那郡中箕輪木下耕地人民惣代北条安之助(二十一人略〉中箕輪村長小原儀十郎股同一の物を上伊那郡役所へ提出するが、「本願村会ノ開会ヲ停止スル儀ハ採用スヘキ限リニアラサルヲ以テ書面返附ス」、として、郡役所より、返されている。前年の明治二十一年三月、町村制施行にともない、新合併町村が生れるなかで、学校位置をめぐる村議会の争いは、すさまじく、次の請願となっている。請願中箕輪村尋常小学校校舎位置ノ儀ハ是迄数回請願仕来ニモ関ラズ本年六月中御指定相来ルニ付本年七月中指定位置変更ノ建議木村会一一表シタルモ暴挙ノタメ完全ノ決議ヲナス能ハズト信ズ如斯場合ニ於テハ到底周到ナル国民教育ノ普及ヲ計ル事ヲ望ムモ期スベカラズ依テ本区人民一同ハ嘗テ請願セシ通リ更-一経済ヲ分離シ木下学校ヲ独立センコトヲ望ンデ止マザル所ナリ抑当区ノ如キハ通学ノ便ヲ以テセザレパ、督励ノ厳ヲ以テスルモ常々不就学ノ多キヲ免レズ然レパ之レガ通学ノ便宜ヲ計リテ不就学ノ徒ナカラシムルモノ畳-一法令ノ本旨ニアラズヤ而シテ当区ハ現在戸数三百二十、学令児童三百ニシテ従来単独維持ノ際即チ、明治七年ノ新築ヨリ人エ十八年マデ経済最低額五百五十円余最高額八百余円ヲ支出シ尚オ壱千余円ヲ投ジ校舎ヲ建築シ以テ学事ニ供シ敢テ困難ノ声ヲ聞カズ遅々トシテ進渉ノ観アリキ然ルニ合併以来、教則ノ完全善良ナルニモ拘ラズ甚ダ活気ヲ失ヒ謹巡退歩ノ感ア
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