>> 187
中箕輪村長池上文彦股右書面差出し候処下附謄写ノ儀採用明十八日上古田耕地惣代一人富田耕地惣代一名戸長役場へ出頭ノ事右用件本日結局退散す。このような願書は、書類を見せない当時の風潮に抗したものとして評価されよう。この日(明治二十一年十一月十六日)惣代たちは、三士口屋で酒を飲み、惣代会八O銭の臨時費のうち押野福太O郎が四銭を出し富田惣代が四銭を出して、意気を挙げている。以下富田惣代の協議留によれば、O十八日(十一月〉本日戸長役場出頭(向山歌吉・小平秀吉・唐沢秀三郎・押野福太郎〉各耕地地価反別戸数人口調謄写退散ス。十一月十・十一日唐沢喜三雄、一一一日町村へ沢岡村分離請願書謄写一一出頭ス。同廿三日中原耕地唐沢権九郎宅へ三耕地衆会。(中原五人・富田二人・上古田二人の九人が午前十一時より午後六時迄衆議)請願書右請願書ノ整案タル事件ノ日隣村西箕輪村へ各営業税などの書類を照会調査のため向山治左エ門を西箕LL輪へ出頭二十四日本件ニ対スル雛形手続キ寿々百般事務出入費出達方法ハ三耕地地価額へ八分、戸数へ一一分、本件惣代ニテ予定ノ異議無之依テ約束書三通為取替ヲナス協議相来侯。明二十四日ヨリ富田へ三耕地惣代出頭シ請願書ノ組織方法着手ノ事(富田二人・上古田二人・中原一人〉分離請願ニ付本日前ノ会費ハ其耕地限リ負担トシ是ヨリ協議ノ上会費惣割出勤ハ午前八時午後五時ヲ限リ、区費ヲ費ス可カラス弁当持参ノ事。二十四日富田向山歌吉・中原向山孝勇請願書草稿二十五日向山治左エ門儀ハ西箕輪村へ参営業等取調ニ出頭二十七日本日唐沢喜三雄・下平豊士口両氏富田大東宅一一於テ請願草稿ヲ作リ旦ツ該事件一一関スル旧来沿革等ノ取
| < 
| 
> | 
>>
