箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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一般に白鷺と呼んでいるもので、コサギとともに生活している。全身真白で実に美しく、優雅である。集団で雑木林や竹やぶに営巣するが、この辺では確認していない。ドジョウ、フナ、カエルなどを好んで食べる。コサギ漂白雄雄同色チュウサギと共に全身真白く、五月晴れに、青々とした水田の上を一数羽が、ゆっくりゆっくり飛ぶ光景はO実に見事である。生活はチュウサギと同じである。型は小さいが数はぐっと多い。ササゴイ夏烏雌雄同色五月上旬十月上旬J飛びながらキュウと一声なくので、ゴイサギと区別できる。体も一まわり小さい。雑木林、スギ林の高木に営巣し、時にはコロニー(集団営巣〉で繁殖する。朝・タと夜間に行動し川魚やカエルを主食とする。ゴイサギ留鳥雌雄同色OO数年前に三日町地籍でコロニーを確認。その後、宮田村、伊那市、辰野町などと移動している。二羽一一一羽でコロニー形成している時が多く、その山に近づくと、糞で下草は殆ど真白く、辺り一帯に悪臭を放ってOOTいる。雑木林、カラマツ、アカマツ林の五JOM一位の高さに営巣し、一本の木に一一一四個の巣を作ることもある。J主食は川魚、カエルなどであるが、養魚を荒したり、繁殖期には、仲間のヒナを襲うこともある。Jヨシゴイ夏烏雌雄異色五月上旬十月下旬天竜川辺に、ヨシの生える中洲がなくなり、最近では全く見ない。H擬態の名手で、人が近づくと、融関と首を上の方に長く伸ばして静止するので、周囲のヨシと同じ様になり、一見鳥と見えない。全く見事なものである。


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