箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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ヨタカ科夏鳥雌雄同色四月中旬十一月上旬め、朝方までよく鳴く夜行性の鳥である。するに都合よくなっている。早朝鳴くのでヨメオコシ(嫁起し)ともいう。カワセミ科Jヨタカ昼間は森林中の木の枝で眠っているが、夕方からキョキョキョキョキョ::::・と一回以上も続けて鳴きはじO巣は作らず、地上にチャボの卵位のものを二つ産む。ロは聞くと特に大きく、夜中に飛びながら昆虫類を捕食カワセミ留鳥雌雄同色I川辺の棒や杭にじいと止って水中の魚をねらっている。この美しい鳥は、天竜川では殆ど見られず、山に入った清流に少し残っているだけである。OQ赤土質の崖に奥行五もある長い穴を堀りそれを巣として繁殖するが、川魚の激減と共に、めっきり姿を見せなくなってしまった。「ピピYY」と鳴きながら水面をとぶ。ピヤマセミ留鳥雌雄同色山深い沢辺で、キャラッ-キャラッあるいはケレケレと異様な芦を聞けばこの鳥である。腹の白い外は、里山と自の鹿の子斑があるところから、カノコショウピンと別名あり、実に美しい。巣は崖に穴を堀っている。主食は川魚。アカショウビン夏烏雌雄同色五月上旬J十月中旬雨の日に山中で、キョロロロ・キョロロ戸市Iと鳴いている。噴から足の先まで全身真赤な実に美しい鳥。薄暗い沢に住み、サワガニやカタツムリを好んで食べ、樹の洞に巣をつくる。


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