箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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ピチピチピチ・チチチチヂュイと鳴く。Lコシアカツバメ夏鳥雌雄同色四月上旬十月中旬J腰に赤味があるところからその名があり、ツバメの仲間では一番に美しいが、数は少く、もう二年位この辺Oでは見たことがない。イワツバメ夏鳥雌雄やや同色三月中旬十月J日本の暖かな地方では越冬するものがあるが、この辺では夏鳥である。前二穫にくらべると割合に数は多く天竜川の橋桁、ピルの軒下から高い山の崖などにも営巣し繁殖力は強い。十数年前に、天竜川にある橋の下の巣を調べた時には、橋ごとに、ぎっしり巣の列があったが、今では一つのOJO橋に一ケ二ヶ、全くない橋もある。いかに、数が減ったかこれからもわかるだろう。ジュリリ・ジュリリと鳴き、昆虫類を飛びながら捕食する。アマツバメ科アマツバメ夏烏雌雄同色四月中旬十月中旬L雨の降りそうな時によく現われ、チリリッ・チリリリと鳴きながら上空を四五羽で飛んでいる。J高原などでは、自の前を矢の様にヒュLヒュ!と横切り驚くことがある。高山(二五001三OOOM〉に営巣繁殖する。ハリオアマツバメ夏鳥雌雄同色四月中旬J十月中旬アマツバメより少し大きく、雨模様の上空によく現われるが数は少い。下から見るとアマツバメと同じ様であるが尾が角尾であるから区別できる。飛行中ジュリリリ・ジュリリリと鳴く。高山の断崖にて繁殖。


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