箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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001八OOMの低山までおりてくる。二の霧沢山では夏行くと「チリチリチリリリリ」と美しい芦でOOOM噌っているが余り数は多くない。昆虫類、草木の実を食べる。ミソサザイ科ミソサザイ留鳥雌雄同色箕輪町内では「チョンノスメ」といった方が誰にもわかる。近くで見ると全体に黒の横縞があるが一寸見たところ真黒い。一にぎりもない小さな鳥である。噂りは、シリシリシリカラカラ、チリャチリャチリャカラララ、チリリリと体の割に長鳴きをする。また一夫多婦も有名。これも垂直分布が広く五三に漂い、繁OOJOOOMOOOM殖は一以上、冬期には人家の物置などにやって来て「チヤチヤ」と鳴いている。Yカワガラス留鳥雌雄同色以前は天竜川、深沢川、帯無川、沢川などの清流地籍にいたこの鳥は、今では、深沢川、帯無川の上流と沢川の支流にしか見られなくなってしまった。「ピピ」と鋭く地鳴きする。噌りは「チチ、ジョイ、ジョイ、YYLジョイ」と鳴きながら水面を矢のように飛ぶ。H水辺の忍者ともいわれ、水中に巧みに港水して石下の川虫を捕食する。名の如く、全体黒一色。ツバメ科ツバメ留鳥雌雄同色三月下旬十月中旬T影響するものである。農薬散布と河川汚染により、被害をうけた野鳥仲間のうちでは、他のツパメと同様に最大の被害者である。今、町内で見受けられる数は、十数年前と比べて一一一分の一になってしまったことは確かである。飛んでいる昆虫類を主食とし、飛びながらそれらを捕食しているツバメにして見れば、昆虫類の激減は、たちまち彼らの繁殖に全べての野鳥に同じことをいえるが、ツバメをもっと多く殖すには、河川をきれいにし、農薬の乱用を禁止して、自然を少しでももとに取り戻す以外に策はないだろう。しかし、とても無理なことである。


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