箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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朗かに噌り、遠くまでその芦は伝わる。この鳴きも「縄張り」の中であるが、割合に小さな縄張りを作り、一ODに四番が繁殖したこともある。また毎年同じ場所に同一個体が四年連続して営巣した記録もある。両脚をそろえピョンピョン歩きまわりな、がら地上で昆虫類を捕えている姿はかわいい。シロハラ冬鳥雌雄異色十月中旬四月上旬JO一月中旬頃と三月中旬頃に上空を渡って行く旅烏の群れをまれに見ることがあるO冬鳥としては数はごく少アカハラ漂鳥雌雄異色四月下旬十二月下旬J萱野高原のアカマツ林でよく「キョロン、キョロン、チ」と鳴いている。個体数は、グロツグミに比してぐLっと少いが、シロハラよりも多く、人家近くの林や森でも声を聞くことがある。これもピョンピョンと両脚揃えて歩きまわり、止っては胸を張って立つようなかつこうをしながら昆虫類を捕食している。ツグミ冬鳥雌雄異色十一月上旬五月下旬J冬期雪のない田昌の畔で、二J三羽から一数羽の小群で、落ち穂や雑草の突をあさったり、雑木林の中で、OOツルウメモドキ、ニシキギ、ガマズミなどの突を食べている。二戸「キイキイ」と地声をして飛び立つ。七月一日頃までいた一羽を見たことがある。一数年前より数はづっと減ってしまった。Oルリピタキ漂鳥雌雄異色高山(一五00MLOOOM)一一一に繁殖し、美しい声でヒョロロ、ヒョロ戸、ヒョロロ、ヒョロロと四節に切Jって涼しげに噌る。数は少い。冬期には二三羽で平地までおりて来るが、町内の村落では数は少い。四十二年の一月に萱野高原中腹で、一人のハンターが美しい烏だったのでと言って腰にさげていたのを見た。舎には全体にルリ色多く美しい。昆虫主食。Jジョウピタキ冬鳥雌雄異色十月上旬五月下旬平地の雑木林や、人家の南側の陽だまりに、一羽だけでいることが多く、尾を上下しながらグヮグヮと鳴いた


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