箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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イカイカイ、ギョギョ、ケケケと鳴いているのは「縄張り」確保のためである。コガネムシ、コメツキムシ、イナゴ、トンボなど昆虫を好んで食べる。「ケケシケケシ親の乳チュウチュウ」とか「ベベスベベスカイカイ」など聞き倣している。コヨシキリ夏鳥雌雄同色五月上旬九月下旬Jオオヨシキリより低い声で、チチ、チチ、ジュイ、ジュイ、ヂュイ、ヂェイチチチチと噌る。体も、前種より一まわり小さく瞬の基に毛がないので区別できる。最近ではぐっと数が少くなった。セッカ留鳥雌雄同色天竜川の周辺の固に年中よく見る鳥で、波状に飛びながらゥ、ヒイッヒイッヒイッと高い声で鳴きながら上昇し、ジャジヤジヤジャと鳴きながら急降下する。主にケガヤ、稲の葉をじようずに縫い合せて巣を作り鳥仲間では裁縫の名手である。昆虫主食。ツグミ科トラツグミ漂鳥雌雄同色漂鳥ではあるが、人里少し離れた薄暗い林中には一年中棲んでいる。朝晩に「ヒョ1ヒョ」と気味悪く鳴くLので嫌われている。昆虫類を主食とするが、ミミズをす早く掘って食べるところは他の鳥は真似できない。ツグミ科では一番大きいが数は少ない。全体にはトラの配色に似た褐黄色の黒班があるのでこの名がつけられた。Iマミジロ夏鳥雌雄異色五月上旬十月上旬「チョボイチLL・チョボイチ」と鳴くところから「チョボイチ」という人がある。萱野の一帯にもいるが数はぐっと少い。昆虫、木の実を食べる。Jグロツグミ夏鳥雌雄異色四月下旬十月下旬低山帯や人家近くの森や林の木の檎で、キョロ、キョロ、キョ戸、キョ戸、キョ戸、キョロ、キヨコ、キヨコ、キョロロと美しい声で鴫る。渡って来てすぐに噌りはじめるが、日増しに声は美しくなり五月中頃には高く、。


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