箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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ヒヨドリ科留鳥雌雄同色ピィLョ、ピィLョ、ピピ、ピィLヨと独特の声で鳴き冬期にも♀40でいることもあるが、二羽三羽の小群でよくいる。以前は漂鳥であったが、この五1六年は年中棲みつき、数も増えている。細長い噴で花の蜜をOJOヒヨドリじようずに吸い込んでいる時もあり、ナンテン、ニシキギ、ツルウメモドキなど赤い実を好んで食べ柿の赤いのもよく食べる。サンショウクイ科サンショウグイ夏烏雌雄異色四月下旬十月上旬J低い森林帯に巣を作って繁殖し、昆虫類を主食とする。上空を、ヒリヒリン・ヒリヒリンと涼しそうに鳴きながら波状に飛んでいる。白と黒のスマートな鳥。「山槻食」といっても、サンショウの実は食べず「山栂は小粒でヒリリとからい」と聞かれるような鳴き声からその名がある。ヒタキ科キビタキ夏烏雌雄異色四月下旬十月上旬J人家近くの林から、霧沢山の頭まで(六00ML一八〉数は少いが繁殖している。鳴き声は、オOOMLUVグツク・ォLシLツグツグ又はポッポロリL・ピピロ・ピピロと美声でニ三回くり返し、遠くからでも聞きわJけられる。小さな体に黒、由、燈黄色を配した美しい烏である。オオルリ夏鳥四月下旬JO一月上旬ウグイス、コマドリと共に、三名烏の一つに入っているが鳴き声、色からして、まず一番である。新緑の頃高構っているのは実に見事である。コバルト色の背を朝日に輝やかせながら、早朝より一日中、一定の檎を鳴き渡ツい木の檎で不動のまま、ピLルリ、ピIリ、ポピLP、ピLルピLルポピIリ、ピースピIスピLスとのどかに


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