箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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木の頂で尾を上下しながら、ピィ・ピイ・ピイ・ピイ・ピイ、スカ・スカ・スカ・スカと美しい声で噌るのがちょっとヒバリに似ているところからヤマヒバリとも呼ばれている。繁殖期には高原や森林中で昆虫類を餌にしているが、冬期になると平地に漂行し主に雑草の種子をついばんでいる。ハグセキレイ冬鳥雌雄異色十月上旬四月中旬J川のあるところを好み澄んだ声でチチシチチンと鳴く、主に地上で尾を絶えず上下に振りながら、昆虫類を好んで食べている。顔の部分が白いので、セグロセキレイとは区別できる。河川の汚水により、セグロセキレイとともに最近少くなってきた烏である。セグロセキレイ留鳥水辺や農耕地に普通に見られる鳥である。スズメ、ムクドリのように繁殖期が早く、一月下旬にはもう噂りはじめる。キセキレイ留鳥雌雄異色一般にただセキレイとよばれている。河川、漢流、水田、村落などにもよく見られ、この辺では「水神烏」とよび、捕えたものはその家が火事になると言われている。年中よく昆虫類を餌にするので、害虫駆除に役立つ烏であるから保護しようというところからの名前であろう。真夏には一000メートル以上の漠流に移行する。メジロ科漂鳥雌雄同色「メジロ押し」という言葉はこの烏が木の小校に多数並んで、端へ端へと押して行く習性から出たもの。夏は山地で繁殖し寒くなると里の雑木林や梅林におりる。ツバキ、ウメの花の蜜を好む。噌りはチメジロ


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