箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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を四悪として追放運動をおこない、コ一十万羽のスズメを取ったところ、その二三年後に害虫の大発生にあい農J作物に大きな被害を受けた。そこではじめて害虫駆除に対するスズメの役割りがいかに大きかったことを知らされ、すぐに運動を中止し保護にのりだした話は有名である。人に対する順応性も強く、萱野高原では湯山荘をたてた二年目に住みついている。ニュウナイスズメ冬烏雌雄異色九月中旬三月下旬T秋のはじめ頃、北海道、東北地方で繁殖したものが群れて渡来し、稲田を食い荒すので農家には全く嫌われている。一般にはスズメと思われているからスズメにはいい迷惑である。害虫を餌にしてひなを育てる。繁殖期にはこの辺にはすまないので害鳥のナンバー一になるが、繁殖地方の働きを考えたり、秋から春にかけて雑草の突をよく食べるので一方的に非難できない。スズメと比べて全体に赤味を帯び古は顔の黒斑がないから識別できる。アトリ科冬鳥雌雄異色十月下旬五月上旬JOJO秋の終るころ一二羽の群で山麓の村落に来る。冬期には、単独行動をとり、樹枝上でチョチョツ・チョチョツと鳴いている。桜の花が散る項、小群を組み波状に飛びながら北海道に帰って行く。イカル冬鳥(留鳥)雌雄同体十月上旬五月下旬J山地の落葉広葉樹林を好むが、村落の樹林に数羽で来ることがある。太くて巨大な黄色い噴が特に目立つ。豆きながら飛ぶこともあり「お菊二四」と聞える。Jマヒワ冬鳥雌雄異色十月上旬四月下旬OOJOO収穫の秋が終るころ、山地の森林にはよく四五羽の大群で渡ってくるが、平地林や田畑で餌を求めOJOる時は四五羽の小群が多い。澄んだ声でチュウィーン・チュウィーンと鳴きながら、松、杉の種子を好ん類を好んで食べることから、マメマワシといわれている。五月晴の朝、よく澄んだ声でキイL、コL、キコと鳴シメ


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