箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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田Lヒルムシロ|びるも、といっている。歯のような地下室が地中にある。棄が夏になると水面にただよう。ミズガヤツリせんこはなびといっている。Iクログワイ|まるい茎の節のところをつぶすとピチピチ音がする。このように生育期間でわけたり、はえている場所、葉の形や次のように根の深さで分けることもできる。深根性浅根性あるだろうか。畑ースギナ、ツユクサ、カラスピシャグ回|ヒルムシ戸、ミズガヤツリ、クログワイ畑ーハコベ、メヒシパ、アカザ回|ミズハコベ、キカシグサ、アブノメ、スズメノテYポウ種子休耕回、休耕畑、住宅建築前など雑草の繁った土地が箕輪町にも各地に見られるようになった。「まかぬ種子ははえぬ」というが、自然の力によってまかれているのである。放置すれば自然に繁茂する雑草の種子はどの位次の表は一株の種子の数を現わしたものである。此の表は雑草のたくさんある所から五JO一株をとって平均したものであるという。はえている雑草の種子の数は株の状態でずいぶん差があるようである。田植えがすんで暫くたって、回のうねの聞にひょろつとはえる一OOO本ひえは一五粒ぐらいだが、稲と一緒に植えこんだひえは一本も分けっすれば二万粒ぐらいにはすぐなるわけである。こうして作られた種子はタンポポ、アザミ、ヒメムカシヨモギのように風によってよそに運ばれたり逆によそから入ってくるものもある。水に流れるものもあるが、大部分はそこに残って次の発生源となる。


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