箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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箕輪町の湧水は段丘崖に湧出するものと、山麓に湧出するものがある。段丘崖のものは、各河川の伏流水が多い。昭和十五年、西天竜の開発工事の完成により、主として、沢、松島、木下の西崖下の湧水は其の水量が変化した。またその後、西天竜発電所の設置(昭和三十七年〉により、冬期の濯水(ふゆみず)が殆どおこなわれなくなった今日では、西天水団地帯の潅水時(五月九月)と其の他の時期では甚しい差がある。清水によっては発掘のために多くの先人の、並々ならぬ苦労の歴史と、水道施設の普及に至るまでの各地の清


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