箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第四節西天竜水田開発と土壌昭和三十七年発行の西天竜史の地域概況の地質については、「地層は洪積層に属し概して腐植土であるが、大泉川以北は磯質壌土であっ七、同川以南は植土に属し地表より一米乃至二米は多量の腐植質を含む有黒褐色を呈し、心土は赤色の植土であって其の深さ一米より二米に達する。其下部に磯層を有し表土、心土ともに土層OOが級密でないため、土粒の細微の割合に保水力が強くない。然して地味は概ね肥沃である」とある。水田耕作の重要条件は水であることはいうまでもないが、西天開発のために、保水力の弱い西天地域の用水の算定は次のように万全を期しておこなわれた。「天竜川の流量測定、概況期間天竜川の流量が最も減ずるのは毎年五月六月上旬であるので、明治二十九年J以降十六ヶ年の諏訪湖釜口量水標の最低水位を示した年月日と水位により、代掻期の最少流量を調査した。用水量の算定全濯海面積と濯渡期間(四月量(水深)を求めている。J九月一八O日〉を定め降雨量を測定した。降雨量は明治四年より大正五年の十ヶ年間飯田測候所のかんがい期間の各月平均以下の平均降雨量から有効水EU-NSHHH(叶潜車協川帥)×G)Hぷ(朴滋帥∞立・ωNBS次に稲田の水面及草葉面蒸発量は観測の蒸発計の蒸発量の二倍とした。05B(NHHG自ω・濁E3怜陣〉×。・BB水田で土中にしみ込む量穆透量は蒸発量の二・五倍とした。HU0.BBN.UHω.J。×可市街55以上の数値によって用水量の算出は次のようにした。


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