箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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草苅り唄一、草を苅るなら、どやどのすそで犬毛まじりの草を苅れ二、草を苅るなら、薮の下お苅り薮の下から草が出る一ニ、可愛いい主さの、草苅音は、どこで聞いてもほどのよさ2藁打ち唄(旧暦八月夜なべ)打てどたたけど、此藁打てど一、ハア藁は実なくて、すく田藁(元唄)L見たか聞いたか、トコドッコイわが中曾根の夜なべ縄ない、トコドッコイ、藁打つ音を二、ハアコ一、ハアL揃た揃たよ、トコドッコイ、たたき手が揃った稲の出穂より、トコドッコイ、また揃うた春駒の舞唄はあ、舞いこめ、はねこめ春の初めに、春駒なんぞ夢に見てさえ、ょいとや申す夢もよし、子もよし、蚕飼もよしこの家、おうちにとめたる種はさてもよい種じゃと、ほめよろこんで蚕飼女郎衆は、かけよろこんでしっきりきりりと、したためこんできあさ、これから暖め申す右のたもとに一一一日一一一夜左のたもと三日三夜両方合せて、六日六夜六日六夜を暖め申せば、ぬくとめ申す一ニ日に水引きゃ、四日に青む五日にさらりと、お出ある種は馬の年なる、ねゑさんふんぞ将棋碁盤に、さらりとのせて空を千世と、舞い来る鷲の1さあさ皆さん、トコドッコイ、ひと息入れて替りませうね、トコドッコイ、槌もつ方と


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