箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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このように設立願によって設立しても、政府よりの支出はほんの一部しかない状態にあったので、その資金は教育を受ける者から出す、受益者負担が立前であった。そこで各村ではコ克資金」というものをつのり、其の利子、土地の収益、授業料で学校の費用をまかなうように考えた。元資金は村民の資金の程度により、各人の寄付額をきめ、それを学校が各人に貸し付けたということにして、その利息を村民が収めるという形で集金がおこなわれた。此の元資金の経理学校加入金利ハ世話役ニテ受取リ明細簿冊ニ録ジ各調印之上月番之世話役ニテ預置可申事とか、両三人で費麗夫給料一一一円三六銭五厘六毛O用を集計し示談するとか、月の半ばで県庁に出すなどがあり、訓導以下の給料は世話役評議の上見込みをつけたり、「請取証書」を取りあつめることも定めている。明治六年木下化育学校の支出は学校営繕費一-円七三銭九厘教授人給料六七円五銭は、学校世話役、副戸長、世話役、小前惣代、などによって厳正におこなれた。それは次のようであった。Bヌじ資金履忠学校之資金第1章学校教育


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