箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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防ぢん処理による舗装工事このような状況の下において、町内の中小企業にしてもその数は少く、経営内容は必ずしも良好なる状態ではなく、これ等は再就職もほとんど絶望であり、町に対しては、職場を与えるようその窮状を訴える者が日増しに多くなり、町は失業対策事業によってこの窮状を打開し、生活の安定をはかり、経済の興隆に寄興するために、労働省に陳情し、本事業の実施を計闘し認可を得て、昭和三十四年七月より実施された。年次別に失業対策事業紹介対象者のうごきを見ると前頁の通りである。昭和三十八年に、職業安定法の改正により、再就職促進が積極的に進められた。以後三年間に二一名が減員となり、有望なる職場に就職した。平均の賃金の推移を見ると前一貝の通りである。箕輪町は、乙地区であったので、その賃金表を適用し、夏期及び、年末手当は別途支払われた。就労延人員と事業量及び事業費について見ると前頁の通りであって、昭和三十八年より舗装事業(防ぢん処理工法)を失対事業として採用したことは、郡下で初めてである。以上の事業を施行するため国庫補助金を得て、機械、器具を購入整備するとともに町単独にでも整備を行ない、近代化した機械力と機動力によって、町道整備に町関係者が日常たゆまぬ努力と技術研究を重ねつつ、県下市町村に先が


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