箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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ている。こうした長年に亘る運動の結果、現在は殆ど完成し、二、三の部分を除いては、素晴らしい自動車道路となっ続いて、昭和三十年、該路線の改修継続工事の中断さるる事なく工事完成されるよう陳情しているOP与地・辰野線県道与地辰野線、俗にいう西県道の改修については、県道編入ということからさらに之が改修を行って西部地域の振興を図った。この間の事情を物語るものは次の陳情書であり、昭和二十七年よりはじまって今日にいたっている。先年来これが工事は着々と進み、辰野町、北大出より箕輪町沢、(長田)を経て下古田、上古田、さらに一の宮、富田を経て、伊那市西箕輪吹上、羽広、大萱を通って、与地に至っている。俗にいう西県道として、殆ど完成した。箕輪町の西部を南北につつきる道路として、近時、自動車の交通量も増えている。次はこの改修促進運動の陳情書である。「県道与地辰野線改修促進陳情書昭和二十七年一一一月五日今般与地辰野線が昭和二十六年四月我が長野県議会に於て長野県上伊那郡中箕輪町長県道編入の決議をいたされました事は実に明治政府開設以来県道与地辰野線完成期成同盟会長白馬政範J壱百年間熱望して止まなかった懸案を解決いたされましたの同県同郡辰野町長であって関係地域民二町一ケ村数万人の感謝感激おくあたわ向上副会長増沢準ざる所であるのみならず全上伊那郡民の斉しく喜びとすると岡県同郡西箕輪村長ころであります。同上副会長原賢一設に長野県当事者並びに長野県議会に対して深甚の敬意を県道与地辰野線完成期成同盟会委員長向山政視表する次第でございます。同副委員長笠松善一就きましては此の機会において県道与地辰野線改修工事を同副委員長野沢秀二早急実施せられ該路線の一日も早く県道としての完成を実現外一、六三三名いたされますよう関係地域民一向の懇願して止まない次第で土木部議員ございます。依って二町一ケ村の代表者連署して長野県当局羽田義知殿」並びに長野県議会に陳情書を呈出いたします。


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