箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第二節三州街道(国道一五三号線)東筑摩郡広丘村、原新田より愛知県境にいたるもので南北に上伊那、下伊那をつなぎ、伊那谷交通の動脈である。江戸時代には中馬街道として繁昌した。路線はいくつかの川を横切り、多くの坂と屈曲がある。箕輪町にあっては辰野町北大出より入り、沢上部落を経て大出にいたる。大出部落を通過して通称「大出の坂」といわれる屈曲の多い坂道(下り坂)があったが、ここで深沢川を埋立して高い橋をわたって追分にいたり、松島の町並にはいる。松島を通りぬけ帯無川をすぎて木下を通り、南箕輪久保にぬける。岡谷街道ヘ伊那・辰野〈停〉線/南小河内・伊那松島(停〉線、箕輪町松島追分より諏訪郡長地村に達する。上伊那から諏訪に至る本道で辰野町平出、川岸を経由している。箕輪町では辰野町樋口より北小河内、沢を経て松島にいたる。その問、沢に於て天竜川の伊那路橋(沢大橋ともいう)をわたる。道には大きな起伏はないが樋口より赤羽に入るところに屈曲した坂道があったが、街松島追分道


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