箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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約定書予備なく凶荒に遭ひ飢餓する之より大なるなし。此難を避くるに平素無事の時方法を設け、同心協力人に応分の力を積み、他日幸福を謀らんため田畑一反歩に付米及雑穀壱升宛、無反別之者は反別壱畝歩に準じ同壱合宛、士族は宅地三百坪に付同士宮升宛、市中は券状二十円に付同一升宛、借地之者は反別一畝歩に付同一合宛、年々積置雑穀は各村に積み、米は金に換え勧業社創立之上は此会社に預置、之を以産業の資本に貸出し、無産の者をして産を授け、遂に窮民なからしめんと糞望す、依而約定如件」開産社の積金のきよしゅつについて、南小河内の記録によると、南小河内においては、左記の通り明治八、九年は旧石高により、明治十年には、地価百円について、金七銭の割合をもって、最高一円三七銭四厘、最低七厘として割賦をして、一戸平均一二銭九厘弱で分担している。開産社積金調南小河内明治八年開産社積金額一二二人一、金弐拾六円九七銭三厘一人当弐拾弐銭壱厘最高壱円八拾銭七厘弐毛最低六厘明治九年開産社積金額一二三人一、金弐拾円八拾壱銭一人当拾六銭九厘二毛最高最低四厘明治十年開産社積金額一二九人ー「


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