箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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これは中箕輪村役場文書のものであるが、小売鑑札という字句の見えることから、商家総て鑑札をもって営業許可としたことがわかる。これは商業統制とか、食品衛生とかの見地からのものでなく、税金徴収との関連が主目的であったように思われる。茶営業願一、茶営業御鑑札壱枚一、同仕入御鑑札壱枚右者当明治十年一月より御規則之税金上納営業仕度候間右明治十年二月長野県権令檎南第十七大区六小区伊那郡中箕輪村五百八十三番地願人堀口松蔵右御鑑札御下ケ渡被成下度此段奉願侯以上堀口松蔵正商会社設立届明治十一年七月東箕輪村(三日町〉で正商会社設立の計画があり次のような届を提出している。当時としては珍らしいもの芳、Lこの会社が商業を主とだ営業を行'ったかどうかは詳かでないし、その後どう進行して行ったかも明瞭でないが、現在の商社の先駆のような形態のもので、恐らく繭、雑穀、肥料等を売買するといった形のものではなかろうか。正商会社設立御届南第十毛大区壱小区崎寛直殿-'-ノ、EJ、


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