箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 646

ト'¥ホー-'、ロイ農業者徳義ノ上進ヲ図ル事農家経済ノ完全ヲ図ル事農業教育ノ進歩普及ヲ図ル事農事統計ノ調査ヲナス事改良耕作法ノ普及ヲ図ル事農事上ノ試験ヲナス事農産物若クハ首代ノ品評会、種苗ノ交換及競技会ヲ開設スル事上伊那郡長より設立継続の認可を得たのである。この規約によると会長は、村長、助役に限らず、また役員中の代議員を評議員と変更した。明治三十四年度となって会の事業もようやく軌道にのって各種委員を嘱託し、推進をはかることとした。すなわち品評会を開催して出品を奨励したり、模範苗代を作って良首育成を指導した。また害虫防除委員を置いて防除区を定め、害虫の防除を行った。産業組合加入の奨励や講習会などへの出席勧誘なども行った。中箕輪農会規約を次にかかげるがこの規約の公布期日がはっきりしない。その印刷形体(こんにゃく版〉から明治三十年前後のものと思われるから、創立当初もしくはその近くのものであろう。中箕輪農会規約(大要)一会員ハ本村ノ区域内ニ於テ耕地又ハ牧場ヲ有シ若シクハ農業ヲ営ムモノハ何人タリトモ会員タル事ヲ得。農事一一功労アリ又ハ農事上ノ学識経験ヲ有スルモノヲ推薦シテ名誉会員トナス二集会総会ハ春秋二季ニ開グ評議員会ハ随時之ヲ開ク臨時会ヲ開グ事アリ事業左ノ如シ


<< | < | > | >>