箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第九章第一節農業関係機関明治の農会中箕輪村農会は明治二十九年時の村長北原地球治の時に計画発案された。近辺の町村がおおよそこの頃創立されている。(東春近村は明治三十年、朝日村は明治三十三年〉この年十一月二十八日創立委員会を聞き会長に北原地球治、規約起草委員に千葉胤孝、有賀寿三郎、丸山友弥、北条富也、中坪友一郎の五氏を挙げた。こうして創立の諸般の準備整い、規約も原案ができて設立認可を願い出たのは明治三十一年二月時の上伊那郡長金井清志宛である。それに対し三月七日部長より設立が正式に認可され、組繊を作った。即ち村長北原地球治を会長とし、各区に支部を設け、理事を置いた。また代議員をえらんで、全村的な農業機関として成立した。続いて明治三十二年規約の改正を行い、助役を会長とすることとし、認可を得た。この頃は何分にも創立当初のこととて、費用も少なくまた運営面でも、研究不充分で、その活動も極めて低調で、農業技術啓発のための講話会を聞いたことと、農業用種子を配布したくらいのものであった。明治三十三年二月政府は農業振興政策の一つとして各村に農会を設置するという、農会法が公布された。これにより中箕輪村農会もこの法律によって規約を改正し、同年七月二十二日継続認可を申請、同月二十七日農乙』Z耳


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